【刀剣乱舞】生まれ変わって愛刀に会いました

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大和守安定side


「沖田くん…っ!!!!」


大広間の外から、清光の声がする。

啜り泣く声と、“沖田くん”と言い続ける声が。


「おき…たくん？

そんなこと…清光!!」


そんなはず無い。

沖田くんは、あの時死んだんだから。


僕たちはもう沖田くんとは会えないのだから。


「ちょっと何やってるの？

きよみ…つ」


大広間から飛び出し、清光を見る。


すると、其処には泣き噦る清光と




「沖田…くん？」


困惑の表情を浮かべる沖田くんがいた。


濃紺の長い髪を１つに結い上げてある髪。

雪のように色白な肌。

優しげな美しい瞳。


間違いなく、沖田くんだ。



視界が歪む。

もう二度と会えないと思っていた。


「おき、たくん…っ!!

…っ沖田くん!!!!」


僕はその場で泣き崩れた。


「うぅ…」

「ひぅ…お、沖田くっ…!!!」


清光も僕も号泣。

それはそうでしょ？


だって僕たちの大好きな人がいるんだもん。


「！」


温もりを感じる。

何事かと顔を上げると、沖田くんの顔がすぐ近くにある。


抱き締められているのだとわかるのに、時間はかからなかった。


「うっ…うぅ…おきたく…っ!!!!」


すると、僕の後ろから複数の足音が聞こえた。


「何をしている」


目をやると、其処には警戒をしているみんな。

そして冷たい目で見下し、刀を向けている三日月さんがいた。

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