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貴女 side
刀を持つ手が震える。
キンキンと鳴り響く金属音。
私は今、本物の刀を今握って
目の前の一期一振殿へ向けて攻撃をしている。
｢どうしたのですか？
手が震えているようですが…。
そんなんでは、私を倒せませんよっ!!!｣
思いきり刀を振るう一期一振殿。
その瞳から、私への殺意が現れていた。
｢っ…。
負けられないっ!!!｣
武道は心得ていた。
格闘技も心得ていた。
剣術も心得ていた。
だか、人を殺す道具を扱うのは初めてだった。
ただ、単純に怖かった。
｢っ!!!
い”…ぁっ!!!｣
隙を突かれ、肩を一突きされた。
右肩が痛む。
血が溢れ出した。
目の前には、冷たい目をした一期一振殿が私へ刀を振り落とす。
嗚呼、私はここまでなのか…？
そう思った時だった。
｢!?｣
急に震えが止まった。
時が止まったように思えた。
血が逆流するみたいに、心臓が波打つ。
私は…この感覚を、知っている。
｢負けられるか…!!!｣
刀を構え、走り出す。
一期一振殿は、それに反応し身構えた。
｢この一撃で決めるっ!!!
沖田譲りの…冴えた一撃っ!!!!!｣
｢っ!!｣
一期一振殿を組み敷く。
私の一撃は、彼の顔の真横に刺さった。
｢ふぅ…怪我はありませんか？｣
急いで起き上がって、一期一振殿を支え起こす。
彼は目を見開いて、私を凝視している。
｢三日月殿、私はこの賭け事に勝たせていただきました。
お約束の通り、私をこの本丸に置いて下さいまし｣
頭を下げ、三日月宗近殿の瞳を見る。
三日月宗近殿は私を見て、ため息を着くと立ち上がった。
｢よきかなよきかな…。
約束は約束だ。
よい、此処に居座れ｣
そういい、去っていく。
私は安堵しつつ、一期一振殿へと身体を向けた。
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神代(プロフ) - 続きが楽しみです！こうしん頑張ってください (2017年5月20日 12時) (
レス) id: f49ce96779 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - 沖田組可愛いし大好きなんで自分のペースで頑張って更新してください！沖田組好きにとってはたまりません！(*≧∀≦*) (2017年5月15日 8時) (レス) id: 454f118451 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - 沖田くんの生まれ変わりが主人公続きが楽しみです 更新頑張ってください (2017年4月12日 16時) (レス) id: 5baa1c244c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - とても楽しみにしてます！主人公が沖田くんかぁ。清光と安定好きだから堪らない作品です!更新頑張ってください！ (2017年3月30日 22時) (レス) id: f0462223e1 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - これから主人公がどんなことしていくのか楽しみに読んでます。9の神隠しについての説明が少しおかしなことになっていますよ？ (2017年3月25日 21時) (携帯から) (レス) id: dcb8fa75ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜の花 | 作成日時：2016年12月25日 20時
