酒のつまみ

YOUside ページ16

ym『そーいえばAさんって何年生まれですか？』




お肉を口いっぱいに頬張っているとヨンミンさんが話を振ってきた





その問いかけに視線が私に集まる




自分の年齢を今更ながら言っていないのに気付いた





『っすみません、言い忘れてました。98lineです』




肉を飲み込み答える





dy『わぁ！同い年じゃん！！』




私の答えにドンヒョンさんがすぐ反応した




目を輝かせながら『タメ語でいい？Aって呼んでいい？あ、呼び捨ては図々しい？俺のことは呼び捨てでいいよ！』と勢いよく話し出す





un『ヤードンヒョナ、Aさんが困ってるじゃん！』




dy『まさか同い年とは思わなかったから嬉しくなっちゃった』




なっちゃったって…




かわいいかよ！




ドンヒョンさんの笑顔を見るとこっちまで楽しくなる





『皆さん呼び捨てタメ語で全然お願いします！その方が嬉しいです』




そう言えば椅子から立ち上がり『やったー！』と喜んでいる





dh『A、ヨンミニヒョンのことはヨンミニおじさんって呼ぶといいよ』




ym『ヤーデフィや！！A、おじさんじゃなくてオッパね！』



『わかりました〜ヨンミニおじさんwww』




ym『やーAまで…はぁ』



un『うひゃひゃひゃヨンミニヒョンAにまでいじられてるwww』




この調子ならヨンミニオッパは年齢でよくいじられているのだろう




un『A、僕はウンイオッパって呼んでね！それとAもタメ語でいいよ！そのほうがすぐ仲良くなれるしね！』




ym『確かにそのほうがいいな！』




『うん！わかった！……ん？』




隣から遠慮しがちに服の裾を引っ張られる





wj『ヌナ…俺のことも呼び捨てで呼んで』





ヌナ…




…





なんていい響き！！




『うん！ヌナはウジナって呼ぶね！ヌナだから！』




dh『めっちゃヌナ強調するじゃんwww』




『デフィは呼んでくれないからね！』



デフィを軽く睨むと『今更じゃんー』と笑っている




wj『あ、デフィは呼び捨てか…じゃあ俺も呼び捨てでもいい？』




え…




『あ…うん』




ウジナの言葉に思わずびっくりして頷いてしまった




ヌナ呼びはあの一瞬だけか…




さよなら




ヌナ呼び…




dy『Aめっちゃ悲しそうじゃんwww』




一瞬だけだったウジナのヌナ呼びを頭の中で何度もリピートしながら、残りのお肉を掻き込んだ

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