第百五十七幕「恋話と口付け」 ページ10
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「A、今いいかしら」
冷麗さんに呼ばれ、紫さんをおろしてからそちらに向かう。
リクオくんたちの話も盛り上がっているし確かに今がちょうどいいのだろう。
もしかして何か私にも試練のようなものがあるのでしょうか…。
妖怪さんに対しての試練でしたら、少し突破できるか不安ですね。
『なんでしょう？』
「A、リクオの事好きなのね？」
『？？？？？』
突然の話題に思考が宇宙に飛んで行った。
恋バナ？今ですか？？？
しかし冷麗さんの表情は明るい。
楽しいのだろう。
そんな表情をされては無下に扱えない話題になってしまった。
『…嫌いではないですよ』
「あらっ、きゅん、としたこととかないの？」
“私の好みじゃないけどリクオの顔はきれいだと思うわよ”
と冷麗さんにニッコリ笑顔で言われてしまう。
そうは言われましても、前(前世)から顔のいい方たちに囲まれてましたし…。
あ、
『きゅん、ならあります』
「！ 本当！？」
ぐい、と急に距離を詰められ視界が冷麗さんでいっぱいになった。
『少し前に口付けをされました』
「…えっ」
『二回』
「二回！？」
『うち一回は未遂ですけどね』
あの時は、顔が熱かったですね。
恥ずかしかったのかと聞かれれば…まぁ、はい。
あっちは本気ではないだろうし気にする必要はないと思ってますけど。
…ただの幼馴染、ですから。
あれ、なんだかリクオくんが遊び人みたいな扱いになっているような…？
(何よリクオ！ やるじゃない！)
(？ 冷麗急にどうした)
(口付けしたのねついに！ ほら見てAの顔が赤いわよ！)
(…っ (…顔が熱い))
(！？)
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2022年12月9日 2時) (
レス) @page11 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ラッテ(プロフ) - 色欲の罪ムギさん» いつもコメントありがとうございます。より一層読者様に喜んでいただけるよう頑張ります…！ (2021年11月22日 1時) (レス) id: 3ee935c952 (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!今後も鬼殺隊の面々との絡みやリクオとの絡み楽しみにじっくり読ませて頂きます…！更新頑張って下さい！ (2021年11月7日 18時) (レス) @page2 id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラッテ | 作成日時：2021年11月3日 19時
