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左足の違和感 ページ31
夢うつつのまま彷徨った数日が過ぎた…
徐々に回復していった意識。
寝たきりの数日を経て、何とか体を動かせるまでに回復した私…。
ベッドに腰掛けようと、体を動かそうとしてみたけど…
感じた違和感…
左足の感覚が無かった…
リハビリも進み、少しずつではあるが、スムーズに動かせる様になって来ていた左足…
だけど、どんなに力を入れて引き寄せようとしても、びくとも動かない…
…なんで⁈…
自由な右足を床に降ろし、左足を腕で引き寄せながら、床に両足を着けてみた。
そのままベッドの柵を使い立ち上がろうと試みるも…
…ガターン‼‼
腕につながった点滴が引っ張られ、点滴台ごとベッドサイドへと倒れこむ。
左足は全く力を入れる事が出来ず、床にへたり込んでしまった…
A「…え？…」
頭の中が真っ白にらなる…
…なんで？…なんで？…
床にへたり込みながら頭の中に渦巻く疑問…
ガラッと病室のドアが開き、看護師さんが飛んできて、私に何か話しかけている…
だけど…混乱した私の頭の中には何一つ看護師さんの言葉が入って来なかった…
呆然と座り込んでいると、病室のドアが開く。
TM「Aっ！」
床に座り込んでいる私に驚いた様子で、テミンオッパが慌てて駆けつける。
ぎゅっと強く強く私を抱きしめるオッパ。
首筋に触れた水滴…
TM「A…っ…」
オッパの瞳から流れた涙が私の首筋を伝う。
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作者名：sae | 作成日時：2016年11月15日 22時
