Always Love～君は僕の笑顔の理由～2 (ページ25)

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リハビリページ25

ギプスが取れてから、私には地獄の様なリハビリが始まった。

1ヶ月近く動かせなかった左足は筋肉が落ちていて、以前のように自由に動かせない事に苛立ちが募る。

リハビリの先生は「焦らずゆっくり」そう言うけど、1日も早く歩きたい、またバレエを踊りたい…そんな気持ちがわたしの心を支配して、もどかしさと、焦りが私を不安定にさせていく。

リハ「Aちゃん、大丈夫！できてるよ！そうそう、ゆっくり筋を伸ばして～」
A「はい…」
座りながら左足の屈伸を繰り返す。その度にピリッととした微かな痛みが走る。
伸ばした足の角度が以前とは違う。

リハ「そうそう。上手ですよ！そのまま続けて～」
A「…はい」

吹き出す汗を拭いながら、松葉杖で病室に戻る。自由にならない体。

ベッドに倒れこみ、シーツを握り締めながら丸くなる。
心の中はやりきれない苦しみで渦巻く。

A「…ふっ…っう…っ…」

声を殺して泣いていると…

コンコン…と病室をノックし扉が開く。

入ってきたのは…

ON「A～？」

…オニュオッパだった。