Always Love～君は僕の笑顔の理由～2 (ページ24)

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オッパの苦しみページ24

結局キーオッパのおかげで1人でゆっくりとお風呂に入れた私。
「ふぅ…」
久々のお風呂にすっかりリラックスすることができた。

凝り固まった筋肉をゆっくり温め、バスタブの中でマッサージする。
キーオッパセレクトのバスジェル達ですっかりキャンディーのような甘い匂いに染まっていく。

まだ左足に体重をかけることができないため、バスタブの中から起き上がるのは一苦労。

浮力を利用してなんとかバスタブの淵に腰掛ける。

TM「A～、大丈夫～⁈」
バスルームの外からテミンオッパの声がかかる。
A「大丈夫！」

なんとか入浴を終えて、バスタオルを巻いて外に出る。水滴を拭き取っていると、ガチャっと扉が開く。

TM「A～、オッパが手伝うよ～」
A「オッパ！1人でできるって！」

慌ててバスタオルを巻き直し抗議するも、テミンオッパはヒョイっとまた私を抱えると、ベットへと連れて行った。

KY「テミナ⁈何してんの～‼」

病室で待っていたキーオッパがまた雄叫びをあげるけど、テミンオッパは全く聞いていない…

A「オッパ！まだ何にも着てないから！」

TM「大丈夫、オッパがしてあげるから」

オッパは私を抱えたままベッドに腰掛けると、私の髪の毛を拭き始める。

焦って見上げたオッパの顔…。
笑顔は優しいのに…なんだかその瞳は悲しそうで…。

A「オッパ？」

そっとオッパの頬に手を当てて呼びかけると…

オッパが私をかき抱く様に抱きしめる。
苦しいほど強く抱きしめられて…
なんだかオッパが泣いている様な気がして…
オッパの背中をギュッと抱きしめ返した。

TM「…ここに居て…ずっと…」

オッパはきっと苦しんでる。
私がそばにいる事で、オッパの苦しみが少しでも癒されるなら、それで良いと思った。

A「…ずっと居るよ？」

そう答えるとオッパは満足した様に満開の笑顔で、私の額に口づけた。

病室の扉が閉じる音がして、そんな私達を見たキーオッパが出て行った気配がした。