最後の練習 ページ2
オンマ「A！今日も午前中だけバレエしに行くんでしょ？」
A「うん、バーレッスンしとかないと落ち着かなくて…」
オンマ「じゃあ、お昼からアッパと3人でご飯でも食べに行かない？」
A「え？」
オンマ「アッパが前祝いしとこうって、今日はお昼過ぎには帰って来るらしいわよ！」
A「ほんと⁈」
オンマ「何か体に良いものでも食べに行きましょう？早めに帰ってこれば明日のコンクールも大丈夫でしょ？」
A「うん！やった！久しぶりだね？家族でご飯に行くの！」
オンマ「そうね！テミンは今日はどうしても来れないって言うから3人でね…」
A「オッパは忙しいもん！仕方ないよ〜」
オンマ「本戦の日は絶対来るっていってたわよ」
A「うぅ〜、プレッシャーだぁ…」
オンマ「楽しみにしてるのよ」
A「うん…」
オンマ「さ！頑張ってらっしゃい！」
A「はーい！行ってきまーす！」
コンクールを明日に控え、午前中だけバレエ教室でユイとバーレッスンを行う。
最後にバリエーションを何度か通して、お昼前には練習を切り上げた。
ソナ「2人とも今日は早目に寝て、しっかり体を休めておいてね」
ユイ・A「はい！」
ソナ「いつもどうり踊れば良いんですからね」
めったに見れないソナ先生の優しい笑顔に見送られ、教室を後にする。
ユイ「A、明日頑張ろうね！」
A「うん！頑張ろう！」
いつもの駅でユイと向かい合い、手を取り合った。
ユイ「私さ、Aと友達で良かった！」
A「どしたの？ユイ…笑」
ユイ「なんか…練習さ、キツかったけどさ、Aがいたから頑張ってこれたな…って思って…」
A「ユイ……私も…」
なんて…なんだか急にしんみりしだすから、ユイのおデコを軽くデコピンしてみる。
ユイ「いっ…っ」
A「ふふっ…」
ユイ「A〜〜っ‼」
A「明日遅刻しないでねっ！」
ユイ「大丈夫〜〜っ」
ユイと笑顔で分かれて自宅へと向かう。
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作者名：sae | 作成日時：2016年11月15日 22時
