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光side
柚香さんは、今日も静かに本を、読んでいる。
俺は、思わず聞いてみた。
「おい、三葉何読んでるんだ」
『源君、急に話しかけないでください。驚きます』
そう、言うと彼女は、また本に集中した。

そして、ふと柚香さんは顔を上げた。
『あの、源君願いを叶える、怪異のこと知りませんか』
俺は、ドッキとした。
「じゃあ、高等部一年生の、八尋先輩の所にいったら?」
クラスの女子が言った。
『え?何で八尋先輩なんですか』
「あのね、八尋先輩って怪異に願いを、叶えてもらって、今助手として
 働いているって噂が流れてるの。ほら、八尋先輩って、見えない何かと話してるでしょ」
『分かりました。八尋先輩のとこに、行ってみます。
 ありがとうございました』

放課後になると、急いで柚香さんは教室を出て行った。
「先輩、大丈夫かな」
と、俺は呟いた。

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作者名:千奈 | 作成日時:2018年12月10日 16時

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