キュウレンジャーの副司令は捻れた世界へ2 (ページ31)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:1,968 hit

・ページ31

でいい訳？(あの子が忠告した通りかは正直、オレもわからないけど……)」(小声)

トレイ「……俺にはどうする事もできないよ」

ケイトにこのままでいいのか問われたトレイの表情はどこか苦しみを帯びていた

そして、水滴が床に落ちる音は少しずつ増えていき……黒のインクが滴り落ちていき波紋が広がっていく

ユウSide

結局、どうする事もできないまま私達は寮の外に留まっていた

エース「あーくそっ、腹立つ！！あの赤毛のチビ暴君！自分がハートの女王にでもなったつもりかよ」

「(ハートの女王……なんだろう……この違和感)」

デュース「寮長に逆らって追い出されるなんて……どんどん優等生から遠ざかってる……」

グリム「うぅ、首輪が重くて苦しくて重たいんだゾ〜……」

？？「その首輪の重ねづけ、イカしとるにゃぁ〜」

グリム-全員「「「うわっ！！？？」」」

グリム「ふぎゃーーー！！！生首お化け〜〜！」

私達以外に別の声が聞こえて見てみるとそこには顔だけの獣耳が生えた人(？)がいた

？？「おっと。身体を出すの忘れとったわ」

デュース「な、なんだ。ちゃんと身体もあるんじゃないか。君は？」

？？「俺はアルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカー。猫のような、人のような魔力を持った摩訶不思議なヤツ」

エース「アルチェ……なんだって？」

「(長くて覚えられそうにない)」

チェーニャ「みんなチェーニャって呼ぶかねぇ。少なくとも……そのへんのヤツらとはレベルが違うぜー」

「また変な人が……(どの寮の人なんだろう？)」

チェーニャ「そうかい？ここいらじゃあ、これくらい普通だけどね」

エース「オレは暴君に理不尽な目にあわされて機嫌が悪いんだよ。どっか行け」

チェーニャ「リドルが暴君……フフフ。まあ、そう言えなくないかもしれないけどにゃあ。ちっこい頃からあいつは真面目なヤツだもんで……フフフ」

「小さな頃から？」

デュース「何か知ってるのか？」

チェーニャ「知っとるといえば知っとるし、知らないといえば知らにゃあ」

グリム「どっちなんだゾ」

あやふやに答えるチェーニャさん

チェーニャ「なあにぃ？君ら、リドルについて知りたぁの？」

エース「ああ知りたいね！どうやって育てりゃあんな横暴に育つのか」

チェーニャ「それじゃあ、あの眼鏡に聞いてみにゃあ」

デュース「眼鏡って……クローバー先輩の事か？」

チェーニャ「あいつはリドルがちっちゃい頃からよう知っとるよ、リドルについて知りたいなら俺