キュウレンジャーの副司令は捻れた世界へ2 (ページ12)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:1,966 hit

・ページ12

基本、手作業なので……」

デュース「エースも今は魔法が使えないからユウ達と一緒に地道に手で剥くしかないな」

エース「お前が魔法でやるより早いっつーの！」

グリム「おまへら(ﾓｸﾞﾓｸ)指ふぉくわへてみてりゃひひんはよ！(訳:オマエら指を咥えてみてりゃいいんだゾ！)」

エース「つまみ食いしてんじゃねぇよ！」

「はいはい！喧嘩してないで早速とする！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

厨房から小型のナイフを借りて一つずつ栗の皮を剥いてゆく

エース「見ろよユウ、A！めちゃくちゃ綺麗に剥けた！」

ユウ「すごい！綺麗に剥けてる！」

トレイ「驚いたエースは器用だしAは剥くのが早いな」

エース「へへ、まーね。そこの真面目クンと猫とは違うんで」

「ありがとうございます。普段から料理はしていますから慣れですね」

デュース「僕だって綺麗に剥けるぞ！ほら見てみろ！」

グリム「オレ様だって！おい、エースの栗と比べてみろっ」

ユウ「うんうん、グリムもデュースもすごいよ！」

トレイ「はは…まだ剥かなきゃならない栗が大量に残ってるっていうのに、元気だなお前ら」

約1時間後______

デュース「これで最後の１個…っと！よし、終わった！」

トレイ「お疲れ様…魔法が使えない奴もいるのにこの早さは大したもんだ」

グリム「へへーん！オレ様にかかればこんなもんだゾ！」

ユウ「手が痛みかも……」

「【ヒール】…どう？まだ痛む？」

ユウ「ううん、大丈夫！ありがとう」

トレイ「よし、それじゃあ次は裏漉しだな」

エース「ええー！？まだやる事あんの！？」

っと不満をいうエース

「当たり前でしょ！まだまだやる事はあるの！」

さらに数十分後______

エース「だーっ！やっと裏漉し全部終わった！」

デュース「腕が痛い……」

ユウ「疲れた(－＿－；)」

トレイ「はは、お疲れ。苦労した分、きっと美味いぞ」

グリム「もう匂いだけでお腹いっぱいなんだゾ〜」

皆、下ごしらえだけで既に疲れが溜まっている様子

トレイ「このマロンペーストにバターと砂糖を加えて最後に隠し味のオイスターソースを適量加える」

エース・デュース「「オイスターソース！？」」

ユウ「…！」

トレイ「そうそう、カキからたっぷり出た旨味がクリームに深いコクを与える。この『セイウチ印のヤングオイスターソース』有名パティシエならタルトにこれを使わない奴はいないぞ」

デュース「マジか……かなりしょっぱいソースだよな」

エース「でも確かにカレーにチョコ