宇宙の救世主と彼女の物語11 (ページ19)

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「そういえば…君の妹、あの時と雰囲気が変わったな？
あの時は私達に敵意を向けて警戒した表情だった」

マーベラス「だとしたら、サソリ野郎のおかげかもな？」

「スティンガー？どういう事だ？」

何故そこで彼の名前が出てくる？

マーベラス「Aとサソリ野郎…スティンガーとは恋人同士だ」

「…！そうだったのか」

マーベラス「あぁ…俺たちと離れて旅に出た時にあいつの故郷で出会って一悶着あって付き合う事になったと嬉しそうに報告してきたよ」

「なるほど…それで、表情が明るくなったんだな…」

マーベラスを助けた時に彼女は優しく笑っただが彼らの元を離れた時は悲しそうにしていた

それがキュウレンジャー達とスティンガーと出会って…また心から笑えるようになっていた

「(嬉しい事だな)」

そんな事を考えながら彼を控室まで連れて行くとチームメイトは心配した表情でで迎えた

マーベラスSide

通路で気を失っていた俺をお人よし警察官のワンコがここまで運んでくれた

それから俺はこいつ等にガイソーグの正体を話した

カグラ「ガイソーグの中に？」

「あぁ…確かにあの能天気野郎だった」

カグラ「じゃあ、ガイソーグの正体は天晴くんだったって事？」

ピンク服の女はそう結論づけるが

大和「慌てないで？ガイソーグは天晴くんの前にも現れてる…少なくともガイソーグ=天晴ではないよ」

マーベラス「…そういや戦う度に違う事をやってる気がした」

俺はここに来る前のガイソーグを思い出す

初めはルカが使っていた戦い方真似るように戦いその次はあの能天気野郎を真似るように戦っていた

大和「もしかすると誰かが色んな人に鎧を着せて操っているのかも知れませんね」

カグラ「じゃあ、天晴くんの前に着せられてた人はどうなっちゃうの？」

「……！」

カグラ「邪魔になってどうにかされちゃったりしてないよね？」

この女の意見も最もだ…だとすると…最初のガイソーグは…もしかして？

とにかくルカの行方はあいつに任せてるから大丈夫だろう

ドギー「とにかく遥か昔から何度も勇者達の願いを叶えてきた、この星のジェムの力を悪用しようとしている奴がいる…その謎を解く鍵は…」

奴はポケットから何かを取り出し

ドギー「スティンガーとAに託されて今、解析中だ」

カグラ「スティンガーさんとAさんに会ったんですか？」

ドギー「実は彼らも俺も別のルートからこの異常を察知して潜入捜査をしていたんだ」

大和「だから彼らは2人共