epi:1 ページ2
あれは1年前の春。
私の視ていた世界が"色づいた"
君と出逢えたから…
………………………………………………………………………………………………………
朝。
…ピピピピピ。
……ん…。
AM 8:00。
「こんな時間か…
え"ぇっ?!8時前?!」
いつもの如く、遅刻です。笑
「お母さん!
なんで起こしてくれなかったの?!
また遅刻するじゃん!!!!」
『起こしたけど架澄が起きなかったんでしょー。
ご飯食べちゃって。送ったげるから。』
「えっ!ありがと!」
本鈴が鳴る3分前。
「行ってきます!」
『終わったら迎えに来るからー。』
「神!ありがと!好き!」
昇降口に向かって走りながら
お母さんの乗ってる車に手を振る。
教室に着くと友達の楓(ふう)が呆れた顔でこっちを見て笑った。
『架澄〜。
遅いよ〜っ!』
「ごめんごめん。
寝坊した。笑」
『だと思ったよ〜。笑
どうせ遅くまで起きてたんでしょ〜?』
楓とは中学・高校が一緒で、
1年の時からクラスも同じ。
うちの学校はクラス替えがないから
1年の時から変わってない。
だからクラスのみんなの事はだいたい分かる。
--キーンコーンカーンコーン--
『あ、今日転入生来るらしいよ』
「え、どんな人?」
『さぁ〜。
でも男の子らしいよ〜。』
「あー。
興味ないや。笑」
『ほんと興味ないよね〜。笑』
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作者名:蒼 | 作成日時:2015年10月10日 23時