【ハイキュー!!】脳に似た子がマネージャーに居るそうです

最終日前夜 ページ10

孤爪side




ｺﾝｺﾝ



猫宮「失礼しまーす、お風呂どうぞー」



黒尾「お、サンキュー」



猫宮「あ、あと黒尾さん、ノート無くなっちゃったので近くのコンビニ行って買ってきます」



黒尾「なら暗いし俺も行く。流石に女の子1人じゃ危ないだろ」



猫宮「いや、そこのコンビニ行ってくるだけなので結構です。ありがとうございます。それに私に声掛けてくる人なんていませんよ。」



黒尾「……海ー夜久ー」



猫宮「!!皆さんお疲れなので休んでください!!ではいってきます」ﾋﾞｭﾝｯ



黒尾「おい逃げんな!!」



Aは面倒くさそうにしてるけど、ノートとかいつもしっかり書いてるし選手の状態とかよく見てる、超真面目な人だ。



初対面の時に比べて、口数も増えたし対応の仕方も変わった。



それに、美術部に居た時より、堂々としている。



本人曰く、『誰からの視線も浴びないから』らしいけど。



結構皆、Aのこと気にかけてるんだよ。



犬岡「猫宮さんって海さんと夜久さんに弱いよな〜。途中から入部したって言ってたよね?」



芝山「うん。3年生が引退してからって言ってたから…1月頃?何かあったのかな?」



「…Aはね、最初美術部だったんだ。部活動勧誘のチラシも、あれAが作ってくれたやつだよ。」



犬岡「ええっ!!そうなんですか!!あれすっごく上手くて誰描いたんだろうって思ってました!!」



「…だよね、本人は趣味でって言ってたけど、相当努力しないとあんな風に人を惹きつける表現は出来ないと思う…まあ俺は絵に関して何も詳しくないけど…」



芝山「でも、じゃあなんで……」



「あー…俺とクロは知ってるけど、勝手に話していいか分かんないからちょっと待って。」



気にしてないとか言ってたけど、誰だって触れられたくないことはある。



じゃないと、あんな辛そうな顔しないでしょ。



そう思いながらAからの返信を待っていると、意外と早く返信がきた。




Aいいよ
後々に話す予定だったから




「Aが良いって。」



犬岡.芝山「ありがとうございます!!」



2人がお礼言ってる、って書いたら〈別に何もしてないのに〉と返ってきた。



Aっぽい。



「俺一人じゃ多分全部は説明出来ないから、クロも手伝ってね、どうせ聞いてたんでしょ」



黒尾「……仕方ねぇな〜」



𓏸𓈒𓂃

理由→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す