【ハイキュー!!】脳に似た子がマネージャーに居るそうです

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ﾋﾟｺﾝ



猫宮部活終わりに美術室に来ていただけますか?




昼、猫宮ちゃんから連絡があった。




展示会は今日までらしくて、俺たちが行ったのは一昨日だった。




一周するとか言って、猫宮ちゃんに線が引いてあったことに全部持ってかれて、音駒の飾ってあるところしか見なかった。




そしたら本当に猫宮ちゃんの名前はどこにもなかった。




そんなことアリかよ、って思ったけど、納得いかなかったんだろうな




本人気づいていないだろうけど、重度の負けず嫌いだぞ




それに頑固だし、絶対決めたことは最後までやりきる、そういうタイプだ。




ま、研磨にホントそっくりだからな、頻繁に会ってるわけじゃないけど、なんとなく分かる




そんな彼女は一体何があったんだろうね〜




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「「「お疲れっしたァー!!!」」」




部活終わり、事前に海には伝えておいたから早めに体育館を出て美術室に向かった。




つーか、美術部、今日作品の片付けっつってなかったかー??



1人でなーにサボってるんですかね〜



心の中で独り言を言いながら暗い廊下を歩いてった。



孤爪「クロ。」



「あ?研磨??……もしかして呼ばれた感じ?」



後ろから呼ばれて振り向くと疲れ気味の研磨がいた。



そりゃあそうか、俺一人なわけねぇよな



孤爪「うん。…ていうか、ホント美術室近くなると独特な匂いしてくるよね……これ油の匂い?」



「多分なー。これ来ない人からするとキッツいけど、部の人は慣れてるんだもんなー。」



孤爪「いや…ずっと居ても臭いものは臭いでしょ………。俺は多分慣れない。」




二人で会話をしているうちに美術室の扉の前に来た。




「入るか。」




ｶﾞﾗｶﾞﾗ




中に入ると、1つの電気だけついていて、そこにAの姿はなかった。




孤爪「あれ、Aいないね…。」




「どっか行ってんのか?」








猫宮「あ、来てた。」




「うぉっ!?!?」




後ろの扉から猫宮ちゃんが現れた。




孤爪「…どこにいたの。」




猫宮「あー…外?」




「はぁ!?外!?今何月だと思ってんだよ!!風邪引くだろ!!」




猫宮「いや…一瞬ですよ……。こんな寒いのに外で描くわけないですよ…。……来てくださりありがとうございます。」




「…あのさ、1つ聞いてもいいかい?」




猫宮「はい。」




「……どうして作品出さなかったんだ?」



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