理由 ページ11
夢主side
「……マネージャー…?」
孤爪「あ……別に、辞めなよって意味じゃなくて…えっと……」
「え、あ、うん……ありがとう…?」
黒尾「なんで猫宮ちゃんがお礼言ってんだよ」笑
「な、なんとなく……?」
突然の勧誘に混乱した。
バレー部のマネージャーってことだよね……
マネージャーって、よく漫画とかで見るけど、結構忙しいし疲れるし大変なやつじゃ…
でも、今の部活に比べたら、まだ楽なのかな…気持ちが
黒尾「でも、猫宮ちゃんは絵が好きなんでしょ?」
「……はい」
黒尾「だったら人間関係なんて気にしないで、自分の好きなことやってたらいいんじゃない?多分だけど、嫌われてるのってさ、妬まれてるからとかじゃないの?」
「それは……」
黒尾「妬むやつなんてこの世の中に山ほど居るんだ。気にしてちゃ、これから先もっと上手くやっていけないよ。」
「………」
黒尾さんが言ってくれていることは最もだ。
私が逃げてるだけ。
それに、人間関係の悩みなんて今に始まったことじゃない。
黒尾「…猫宮ちゃんが来る前、俺が研磨に“辞めんなよ”って言ったんだ。」
「…え……孤爪さんも辞めようと思ってるんですか?」
黒尾「まあコイツも色々とめんどくせぇしなー、研磨も人見知りだし、人と話すの超苦手。」
「…それはなんとなく分かります」
孤爪さんのほうを見ると、少しムスッとしていた。
孤爪「…俺、特別上手いわけでもないし、運動神経が良いわけじゃない。出来ることなら休みたいし、ゲームもしたい。………でも、クロがいるし、仲間もいるし…もうちょっと、頑張ってみようと思っただけ」
黒尾「研磨はすげぇ実力を持ってっし、絶対チームを強くする。この幼馴染である俺が言ってんだから間違いない!!」
孤爪「だからどこから来るのその自信……」
……そうか
「……ありがとうございます、黒尾さん、孤爪さん。私も、もう少し頑張ろうと思います。」
頭を下げてお礼を言うと2人とも微笑んでいた。
黒尾「ま、もし本当に辛くて辞めたくなったらうちに来いよ。これで辞めても行く宛て出来ただろ?」
「!!…じゃあその時が来たら、よろしくお願いします。」
私は黒尾さんと孤爪さんとの距離が近くなって嬉しかった。
そして次の展覧会に向けて描きたいものが決まった。
完成したら、2人に見てもらいたいな。
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そこら辺の生麦生米生卵(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます!!私も成長したなー!!って書きながら思っていました笑そう言っていただけて嬉しいです( ˊᵕˋ )♡木兎光太郎くんですね!畏まりました!もう少しで出せるかと思いますので待っていただけると幸いです<(_ _)> (4月2日 10時) (レス) id: 059ae3db95 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 人見知りな夢主ちゃんが清子さんに声を掛けられたところで思わず偉いぞーー!!って叫びたくなりました!!笑 よろしければ私、木兎光太郎くんが好きなのでまだまだ先の話になるとは思いますがぜひ絡めてほしいです!!更新頑張ってください(^^) 応援してます!! (4月1日 9時) (レス) @page26 id: f32d572a92 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の生麦生米生卵(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします( ˊᵕˋ )♡.°⑅ (3月27日 11時) (レス) id: 059ae3db95 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の生麦生米生卵(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります(´ ˘ `๑)♡ (3月27日 11時) (レス) id: 059ae3db95 (このIDを非表示/違反報告)
空 - マジおもしろいです❗更新頑張ってください❗応援しています🎵 (3月24日 20時) (レス) @page13 id: 139b425bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そこら辺の生麦生米生卵 | 作成日時:2024年3月21日 21時