増渕くんに救われる ページ2
『はあ、はあ、はあ、はあ…』
久しぶりに走ったこんなに息が荒れるほど。
学校に入ってさえしまえばこっちのものだ。
それにしても市橋さんもなんで私なんかに告白して来たんだろう。
別に私は至って普通の女子高生だ。
そりゃあ凡下高校のマドンナの蒼川蓮子に告白するならまだ分かる。むしろそっちの方が普通だ。うん、平和にすべてが解決するだろう。
蓮子たちとも仲はいいけど私はクラブに行ったりなんかしないし、興味なんてこれっぽっちもない。
なのになんで、私なのか…
「どうしたのAちゃん、そんな息荒らして」
『っ、増渕くん、！』
「こーんな顔してたよ」
そういって増渕くんはムニュっと手のひらで顔を押しつぶした。さっきまでの疲れが嘘のように吹き飛んだ気がする。
『そんな顔してないよ！それより増渕くん、いつもの二人は？』
「ああ後ろにいるよ、Aちゃんが凄いスピードで隣走っていったから気になって追いかけたんだよね」
『…え、私を？』
「うん、そうだけど？」
やばい落ち着け私、落ち着け落ち着くんだ。
そう言い聞かせているのに全身からアドレナリンが止まらない。
さっきの市橋さんの件と言い、なんなんだ今日は。
「ていうか矢波高の方から走ってきたけど、大丈夫？」
『え、なんで？』
「…いや、なにかされてないかな、って」
されましたよ！？明日雪が降るんじゃないかっていうくらいありえない出来事が！
でもまさかそんなこと言えるはずもなく
『き、気のせいじゃないかなー？あ、はははは』
「そっかならいいけど」
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もくもく(プロフ) - はぁぁぁ、、だいすきです。。。市橋くん、、 (2019年6月25日 19時) (
レス) id: 10c5a3095c (このIDを非表示/違反報告)
狛犬のリサ(プロフ) - 素晴らしい小説なんですけど、夢主を見ていくとだんだんトビオの事人として好きで恋愛対象ではないと思ってしまいますねこの回は (2019年1月22日 2時) (レス) id: 3d96b1b6a9 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - 優羽さん» コメントありがとうございます！本当に嬉しいです！（；_；）続編に移行することになりましたので是非ご覧下さい！！ (2017年8月8日 18時) (レス) id: b9ebf906a3 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - あかねこっこさん» コメントありがとうございます！嬉しいです（；_；）今日４話放送ですね！また更新するのでぜひ楽しみにして頂ければ！！ (2017年8月8日 18時) (レス) id: b9ebf906a3 (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - 初めまして。更新されると毎日読んでます。続きが読みたいです。更新待ってます。 (2017年8月7日 11時) (レス) id: e3622875d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2017年7月24日 0時
