織姫と彦星 ページ44
私たちの記念日は七夕の前日だった
どうしててっちゃんも七夕の前日に告白してくれたのかは分からない
あと一日待てば、少しロマンチックになったのに
今年の記念日も特に変わりなく過ごした
ただいつもと少し違うのは
いつもより料理を頑張った私と
緊張した様子のてっちゃんと
私の左手の薬指に輝く小さな光だけだった
それなりに楽しく食事をした後「ここ座って？」と言ったてっちゃんに従ってソファーに腰を下ろすと、目の前にいたてっちゃんが片膝をついてしゃがみこんだ
「遅くなってごめん。どうしても特別なものにしたくて」
『ありがとう、てっちゃん』
優しく私の手を掴んだてっちゃんはそっと指輪を薬指に差し込んだ
気付かなかったけど、てっちゃんの左手にも同じ指輪があった
満足そうに微笑む彼に私の胸も熱くなる
何だろう
…素直に嬉しかった
てっちゃんと付き合ってしばらく経つけど指輪をプレゼントされたのは初めてで
何度かネックレスとかピアスとかは貰った事はあるけど「指輪はそう簡単に渡したりしたくない」と昔言われたのを覚えてる
「Aこっち向いて」
じっと指輪を見つめていた私が顔を上げると少し緊張したような真剣な顔をしたてっちゃんがいた
「俺はこの先ずっとどんな事があってもAの隣にいることを誓います。Aもずっと俺の隣にいてくれる？」
『…はい、』
七月七日
ずっと離れ離れだった織姫と彦星は一年に一度だけ再会するらしい
短冊に願いを書くと叶うなんて、馬鹿らしいとそう思っていた
「Aの今年の願いはなに？」
『うーんそうだね…』
きっと今の私の願いは
てっちゃんをもう一度、好きになること
もう一度心から彼を愛せる私を
取り戻したい
『てっちゃんは？なににしたの？』
「Aが、一生俺のことだけを見てくれますように…かな」
独特な癖のあるでも綺麗な字で書かれた短冊を見つめながら微笑むてっちゃんを
もう一度好きに、なれるだろうか
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
EXILEの紅一点が主人公の小説を書き始めようか、と考えています
またその時はこちらでご報告させて頂きたいと考えてますので宜しくお願いします！
佐伯
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ユキ(プロフ) - ハイ週エグでsecondファイナルlive少しだけでしたけどテレビ見ました私は大阪だけ参加しましたけどまたあれば行きたいです(^^)佐伯さんも風邪引かないで下さいね(^-^)/ (2017年6月12日 23時) (
レス) id: 85c74f920c (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - yu3636さん» コメントありがとうございます！泣けるだなんて、、、嬉しいです（；_；） (2017年6月12日 20時) (レス) id: b9ebf906a3 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ユキさん» 新曲いいですよね！ちょっとだけサマラバ出したんですけど気付きましたか？（笑）コメントありがとうございます！ (2017年6月12日 20時) (レス) id: b9ebf906a3 (このIDを非表示/違反報告)
yu3636(プロフ) - うぅ…泣けてきます。楽しみにしています (2017年6月10日 19時) (レス) id: a9ef41f2ee (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - もうすぐsecondの新曲出ますね私はMV見ましたけどやっぱりテッちゃんカッコいいですね(^^) (2017年6月5日 5時) (レス) id: 85c74f920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2017年6月2日 22時
