ハニの伝えたいこと ページ44
JN「ミンハオ、これ邪魔だから連れて行って」
そう指さすのは虚ろな目のまま必死に起き上がろうとするジョンハンだった。
どうして彼は、こんな残酷なことが出来るの？
これがＴのリーダーなの？
ミンハオくんはハニの腕を掴んで無理やり立たせると引きずるように私の横に連れてくる。
隣にハニが倒れた瞬間慌ててその血まみれの頭を膝に乗せた。
JH「…っミンハオ、なん、で」
MH「……ごめんなさいジョンハニヒョン」
何で、何でこんなに悲しそうな顔してるんだろう。
あれだけハニを嫌っていたミンハオくんが、どうして？
MH「いずれこうなるって分かってましたから…あんな態度とっててすみませんでした」
JH「ハオ、」
JN「もーミンハオ、何の話ししてるのー」
体を揺らしながら拗ねたように告げるジュンさんにはきっとこの会話は聞こえてない。
ミンハオくんはわざとジョンハンを嫌うフリをしてたんだ。
…いずれ敵になると、こうすることが分かってたから。
罪悪感が生まれないように、こうやって。
MH「ハニヒョンのこと、お願いします」
それだけ私に言うと何ごともなかったかのように歩いていく。
『ジョンハン…』
JH「…だせえな俺、助けに来た、つもりだったのに」
『っもう話さなくていいから！』
JH「大丈夫だよ、これくらい…」
『だ、大丈夫な訳ないでしょ！』
今にも閉じてしまいそうな目でゆっくりと私の顔に手を当てる。
優しく微笑むその顔にまた涙が溢れた。
JH「…いいよ、…お前が無事なら、それで」
『何、言ってんの』
大丈夫、すぐに来てくれる。
スンチョルもジスも。
ウォヌさんたちだってきっと心配してるはず。
その刹那、ゆっくりと閉じる瞼が目に入った。
『っハニ！何気抜いてるの！』
JH「…まだ死ねるかよ。
──────────── 伝えたいことも何も伝えてねえのに」
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ろき - ジスのスペルはJisooですよ! (2018年8月29日 9時) (
レス) id: de65e993c0 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ののさん» コメントありがとうございます！そんなコメントいただけて嬉しいです！続編もぜひ楽しみにしていてください（ ; ; ）いつもありがとうございます！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - おでんさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）さっそく続編作ったのでぜひ楽しみにしていてください！いつもありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ももりんご?さん» コメントありがとうございます！もう少しで終わるのでぜひ最後までお付き合いください（ ; ; ）いつもありがとうございます！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ぱっぴやさん» コメントありがとうございます！！次で最終章になるのでぜひ楽しみにしててください！！いつもありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2018年6月24日 23時
