佑人の親友 ページ41
( A )
……ん、ここ…どこ？
確かジュンさんの車に乗ってそのまま…
いきなり蘇った記憶に慌てて周りを見回すとどこかの倉庫のようだった。
無機質な冷たい地面の上に敷かれたカーペットのようなものの上に座っている私。
( ここから、出なきゃ )
ようやく冷めてきた頭がそう理解した時なぜか動かせない手。
その手には何か布なようなものが巻かれていて、一瞬にして血の気が引いた。
…どうしよう、このままじゃ、
「よかった、気がついたヌナ？」
後ろからそんな言葉に振り返ると優しい笑みを浮かべたジュンさんがいる。
JN「なかなか目を覚まさないから心配してたんだよ」
『…っ、何で、』
JN「本当はこんな真似したくなかったんだけど…
ヌナにもちゃんと見て欲しくてね、
……────────── 僕らの復讐が、終わるところ」
( …復讐、)
一歩一歩、ゆっくりと近づく彼。
目の前まで来るとしゃがんで私の顔を見た。
JN「……本当に似てるね、悲しくなるくらい」
『っえ、』
「ジュニヒョン」
聞いたことのあるその声。
『…っ、ミンハオ、くん？』
何で？だってジュンさんはＴで、ミンハオくんはＶのメンバーだったはず。
なのに、どうして…
MH「ヌナ、目を覚ましたんですね」
『、ヌナ？』
MH「Ｓとホンジス、ウジヒョンの所に行ったみたいです」
JN「そっかーじゃあここに来るのも時間の問題だね」
腕時計を見るジュンさんの口角がすっと上がる。
あ、そうだ。と何か思いついたようにポケットに手を突っ込んだ。
何かを取り出すとわたしの首に手をかける。
思わず首をすくめると、少しだけかかる重みに目を開いた。
『っこれ』
JN「勝手に取っちゃってごめんね。
どうしても佑人と一緒に見てて欲しくて」
佑人の形見のネックレスがわたしの首にかかっていた。
どうして、これをジュンさんが…
その時、ふっと佑人の言葉を思い出した。
──────────────────
「ヌナ！俺親友が出来たよ！」
『へえ、良かったね！どんな子？』
「うーんとにかくね、すごく綺麗な顔でさ！
────── 中国人の子なんだけどね！」
──────────────────
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ろき - ジスのスペルはJisooですよ! (2018年8月29日 9時) (
レス) id: de65e993c0 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ののさん» コメントありがとうございます！そんなコメントいただけて嬉しいです！続編もぜひ楽しみにしていてください（ ; ; ）いつもありがとうございます！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - おでんさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）さっそく続編作ったのでぜひ楽しみにしていてください！いつもありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ももりんご?さん» コメントありがとうございます！もう少しで終わるのでぜひ最後までお付き合いください（ ; ; ）いつもありがとうございます！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ぱっぴやさん» コメントありがとうございます！！次で最終章になるのでぜひ楽しみにしててください！！いつもありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2018年6月24日 23時
