かくしごと ページ35
MG「ねえヌナ！
これどっちがいいかな！？
こっちは黒だし合わせやすそうで、こっちは派手だけど形が好きなんだよね…
ねえ！ヌナはどっちが好き？」
『…あーそれならこっちかな、』
MG「待って！これも可愛い！」
…女子なのかな、ミンギュは。それくらい買い物がすごく長い。
あっちこっちの店をとにかく回っては次から次に商品を持ってくる。
優柔不断すぎる。
でも、まるで…
────────わざとそうしてるみたいに。
『ねえどうして今日だったの？また違う日でも…』
MG「だって今日ヌナとデートしたかったんだもん」
『スンチョル退院する日なのに』
MG「…たまにはスングァニもヒョンと二人で話したいだろうしさ」
それよりこっちはどう？とまた歩き始めたミンギュの背中を見た。
ミンギュは、すごく優しい。
素直でまっすぐだしここだというところじゃ男らしくて、引くところもちゃんと分かってる。
だからこそここにいる自分が ──── ものすごく狡くてちっぽけで。
「…あれ、Aヌナ？」
聞き覚えのある声が聞こえて振り向くといつもの笑顔がない、あの人。
『ジュニさん…』
JN「なんでここにいるの？
…行かなくていいの？ジスヒョンの所」
『へ、ジスの所？』
MG「何か用ですか」
ジュニさんから遮るように私の前に立つミンギュ。
ミンギュの顔は見えないけどいつもより何倍も低い声に、びっくりした。
JN「……なーんだＳの企みなわけだ。
なに？ヌナを他に行かせないように？」
MG「…黙ってくれますか」
JN「汚いね、チェスンチョルも。
Aヌナに隠してそばにいさせられれば満足なんだ」
MG「っ、黙れ…」
企みって、なに？私に隠すって？
ミンギュの顔を覗いてもジュンさんを睨んだまま何も言わない。
それに、ジスが関係してる────？
『隠すって、何を？』
MG「ヌナは気にしなくていいから」
JN「Aヌナにも知る権利があるはずだけど」
『…知る権利？』
鋭く息を吐いたミンギュは私に向き直って私の慎重に合わせるように少し屈んだ。
でもその目はすごく動揺していて、隠すようにふっと微笑んだ。
MG「何も無いよヌナ、気にしなくていいからほら行こ？」
それだけ言って私の背中を押すミンギュ。
JN「
────────────ヌナの大切なジスヒョンが襲われて怪我したのに、それをＳの人たちは隠すんだね」
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ろき - ジスのスペルはJisooですよ! (2018年8月29日 9時) (
レス) id: de65e993c0 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ののさん» コメントありがとうございます！そんなコメントいただけて嬉しいです！続編もぜひ楽しみにしていてください（ ; ; ）いつもありがとうございます！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - おでんさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）さっそく続編作ったのでぜひ楽しみにしていてください！いつもありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ももりんご?さん» コメントありがとうございます！もう少しで終わるのでぜひ最後までお付き合いください（ ; ; ）いつもありがとうございます！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ぱっぴやさん» コメントありがとうございます！！次で最終章になるのでぜひ楽しみにしててください！！いつもありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月21日 23時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2018年6月24日 23時
