ジュニヒョン ページ6
ディノくんはすごく人懐っこくていい子だということが分かった。
初めて会ったとは思えないくらい仲良くしてくれてジスもほっとしているみたい。
『もうディノくんゲーム強すぎる！』
DN「Aヌナが弱いんですよ」
そしてすごく負けず嫌いだった。
『やった！勝った！初めて勝ったよ！』
DN「っ、もう一回！次は負けませんから！」
そんなガヤガヤと楽しむ私たちをジスはずっと笑いながら見守るだけ。
昔からジスは一歩下がって見ているような、そんな感じだった。
その時ガタンという扉の空いた音が部屋に響く。
違う部屋にいたはずのハンソルくんがその音に気付いたのかこちらにやってきた。
扉から現れたのは、すごく綺麗な顔をした人。
DN「ジュニヒョン！」
彼が、ジュニヒョンなんだ。
パッチリとした目に綺麗に通った鼻筋、全てにおいて整っている。
彼はディノに向けて微笑んだあと、私に視線を向けた。
JN「あれ誰？」
JS「この前言ってた幼馴染。
ごめんジュニ、勝手に連れてきちゃって」
JN「あーこの子が」
ゆっくりと近付いてきたジュンさんは「ジュンです、よろしく」と手を差し出した。
その手に自分の手を重ねるとぎゅっと握られる。
『Aです。
っ、えっと…』
JN「ジスヒョンと同い年だよね？
だったら僕が年下だからジュンでいいよ」
『あ、分かりました』
いつの間にかハンソルくんが順の隣にやって来て横目で私を見た。
JN「ハンソル、お客さんなんだからそんなことしちゃダメだよ」
VN「っでもジュニヒョン、」
JN「出来るよね？ハンソル」
ふわふわとした雰囲気をまとわっているジュンさんなのに一瞬それが変わったように見えた。
顔は笑みを浮かべたままだけれど。
VN「…はい」
JN「うん、いい子。
あ、ジスヒョンちょっといい？」
JS「え、あ、うん。
ごめんAちょっとだけ待っててもらえる？」
『え、』
DN「大丈夫ですよジスヒョン！
責任もってAヌナのお世話しておきますから！」
お世話されるような年でもないんだけど。
よろしくね、そう告げたジスはジュンさんと一緒に奥の部屋へと消えていってしまった。
いくらディノくんと仲良くなれたとはいえ、ジスがいないのはやっぱり気まずくて。
何しよっか！とあれこれ楽しそうに提案するディノくんの先で俯いたハンソルくんがどうしても気になった。
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くま - めちゃくちゃ面白いです、超楽しみにしてます！！！ (2018年6月3日 21時) (
レス) id: 5637657b9e (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます！嬉しいです（；_；）これからも頑張ります！！ (2018年6月3日 18時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - コメント失礼します！話の雰囲気好きすぎます！！更新頑張ってください！ファイティン！！ (2018年6月2日 0時) (レス) id: 52ba374a9e (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - イチさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉、、これからもがんばります！ (2018年5月24日 8時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - callcallacllの世界観を壊さずにすんなり話に入っていけて、とても面白かったです！更新楽しみに待ってます(*^o^*) (2018年5月21日 16時) (レス) id: 783077e291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2018年5月19日 15時
