第二のハンソルくん ページ19
HS「スンチョリヒョン、そろそろ行かないと」
SC「そうだな」
ホシくんがビリヤードをしている二人に近付くとそう告げた。
スンチョルは一度私を見るとミンギュに向き直る。
SC「ミンギュ、Aのこと送ってやってくれる?」
MG「はい、無事に送り届けます!」
SC「…変な真似したら分かってるだろうな」
MG「な、失敬な!
スンチョリヒョンの大切なヌナにそんなことしませんよ!」
ね?と満面の笑みで私を見てくるけれど、その後ではホシくんがため息をついていた。
そんなことも知らないミンギュはスキップしそうなくらい嬉しそうに私に近づくと、「行きましょう!」と微笑んだ。
さっきも通ったはずの廊下だけど今はひとつひとつに集中できる。
あんなところに絵が飾ってあったんだとか、新たな発見。
「ミンギュヒョン」
その声に気付いたミンギュが前にいた人に手を振る。
…女の子?
そう思ってしまったのも無理はないと思う。
声は男の子だけれどスンチョルたちとは違ってスーツじゃない。
グレーの服に赤のリボンが首元に付いていた。
MG「スングァニ、お疲れ!
スンチョリヒョンとホシヒョンが今準備してるから」
SG「…誰その子」
MG「スンチョリヒョンの幼馴染のAヌナ。
今からヌナのこと送ってくる」
『どうも』
出来るだけ笑顔を作ってそう言うと、何も言わずに会釈だけを返された。
…ハンソルくんタイプなのかな
MG「ヌナ、この子はスングァンだよ。
僕らの中ではマンネなんだ」
『そうなんだ』
確かに少し幼くは見えるかも。
こちらに近づいてくるスングァンくん。
握手かなと思って思わず手を出すけれど、私なんて一度も見ずに横を通り過ぎた。
MG「…ごめんねヌナ、ちょっと人見知りなだけだよ」
あまりの出来事に驚きすぎて手を引くことも出来ない。
そんな私に気を使ってかミンギュが手を重ねてきたのは、よく分からないまま。
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くま - めちゃくちゃ面白いです、超楽しみにしてます!!! (2018年6月3日 21時) (レス) id: 5637657b9e (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます!嬉しいです(;_;)これからも頑張ります!! (2018年6月3日 18時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - コメント失礼します!話の雰囲気好きすぎます!!更新頑張ってください!ファイティン!! (2018年6月2日 0時) (レス) id: 52ba374a9e (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - イチさん» コメントありがとうございます!嬉しいお言葉、、これからもがんばります! (2018年5月24日 8時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - callcallacllの世界観を壊さずにすんなり話に入っていけて、とても面白かったです!更新楽しみに待ってます(*^o^*) (2018年5月21日 16時) (レス) id: 783077e291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐伯 | 作成日時:2018年5月19日 15時