ミンギュさんの…女？ ページ11
『…ここ？』
教えられた住所の通りの場所についたけれどそこにあったのはクラブのようなバーのような場所。
出入口をたくさんの男女が行き来している。
…本当に、ここなの？
「ねえお姉さん一人？」
『あの、ここにチェスンチョルって…』
「俺らと遊ぼうよ！」
気が付けば周りにはたくさんの男の人がいて。
断る間もなく店の中に連れていかれる。
必死に抵抗するけれど、ビクともしない。
『ねぇちょっと、！離してって、』
「いいじゃん一人なんでしょ？」
ニヤニヤとした男達が左右前後を取り囲んできて、周りの人たちも気付けないほど。
気付いていないふりをしているのかもしれない。
──── ああ、やっぱりジスの言う通りにしておけばよかったのかな
今更後悔しても遅いのに。
「なーにしてんの？」
「っ、ミンギュヒョン、！」
前を歩いていた男がいきなり立ち止まった。
背が高くて前で何が起きているのかは分からない。
「何してんのって聞いてんだけど、
耳聞こえてる？」
「っ、いや…何も」
「あれーおかしいなー、
俺の女の子に何してんのって聞いてんのに」
…俺の、女の子？
もしかして私のこと、気付いてない？
「す、すいません！
まさかミンギュヒョンの女だとは、っ」
そう言っていきなり目の前にいた男が右に避けた。
そこに現れたのは、見上げるほど背が高くて整った顔の男の人。
…誰、なんだろう。
その人は私にウインクすると一瞬にして冷たい目になって、周りの男達をを見回した。
「さあーどうしようかなーこれ」
「ミ、ミンギュヒョン、！
すいません、本当にっ！
俺ら本当に何も知らなくて…」
「うーんもういいんだけどさ」
彼のその一言で周りの人達がほっとした顔をする。
「その代わり、
──── もうヒョンって呼ばないでくれる？」
ほっとした顔が一瞬して青ざめた。
その言葉が何を意味してるのかは分からない。
だけどひとつ分かることは、このミンギュさん？はものすごく偉い人だってことだけ。
「ま、待ってくださいミンギュヒョ」
「あれ呼ぶなって言ったのについに頭まで悪くなった？
…出ていけ、二度と来るな」
さっきまでと打って変わった低い声に背中に寒気が走る。
彼らの言うチームとはこういうものなんだ。
…きっとあの優しいジスだって、どうなるのかは分からない。
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くま - めちゃくちゃ面白いです、超楽しみにしてます！！！ (2018年6月3日 21時) (
レス) id: 5637657b9e (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます！嬉しいです（；_；）これからも頑張ります！！ (2018年6月3日 18時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - コメント失礼します！話の雰囲気好きすぎます！！更新頑張ってください！ファイティン！！ (2018年6月2日 0時) (レス) id: 52ba374a9e (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - イチさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉、、これからもがんばります！ (2018年5月24日 8時) (レス) id: 2d039b8cab (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - callcallacllの世界観を壊さずにすんなり話に入っていけて、とても面白かったです！更新楽しみに待ってます(*^o^*) (2018年5月21日 16時) (レス) id: 783077e291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2018年5月19日 15時
