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それから私は近くにあった花屋で花束を買い、とある場所へ行った。
今は無い私と"彼"と子供達の思い出の場所。
そこに着くと既にもう花束が置かれていた。
誰が置いたかなんてすぐにわかった。
用を済ませた私は家へと帰り、夕食の準備をした。
普段は自炊などせずコンビニ弁当で済ませてしまうがどうしても作りたかった。
辛口のカレー。
昔は辛くて食べれなかった私も食べれるようになった、成長した、と報告するような気持ちで。
それを食べ終わるとシャワーを浴びて明日からの任務に備えて早めに眠りについた。
_______________
「あっ!太宰さん!何処に行ってたんですか?!」
「うーん?心中してくれる美女探し?」
「そうじゃなくて!さっき、太宰さんに会いに女性が来たんですよ!」
「...それで?」
「その方は太宰さんが戻ってきたら織田聖奈さんという方が『私が太宰さんの居た所へ行くことになりました』と伝えてと言い帰ってしまったんですけど...って...太宰さん?」
「っ!それは本当の事かい?」
「え、はい...」
「...ありがとう。伝えてくれて」
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作者名:餡子とお餅 | 作成日時:2018年5月4日 15時