検索窓
今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:137,688 hit

54話 ページ4

ほらソースついてる、と携帯を見せられたAはハンバーガーを一気に飲み込み今すぐ消して!とその携帯を奪おうとする。



伏「だからソースついてるって…」

『…なっ、、』



携帯を奪おうと近づいてきたAの頬に手を添え、親指でソースを取る。それをペロッと舐める伏黒。



伏「バーベキュー味もうまいな。テリヤキと交換する?」

『…し、しません。ちょっと、トイレ行ってくる』



Aは何も持たずそそくさとトイレに行ってしまった。



虎「俺達は何を見せられてたの?」

釘「慣れろ。アンタがいない間は私はこれを1人で見せられてた」



こうして暫く経っても戻ってこないAを心配した伏黒はAに電話をかける。けど着信音はすぐそこで聞こえる。そこはAが置いて行った鞄の中。



虎「鞄の中から聞こえるよな?」

釘「そーね。伏黒がどーせ探しに行ってくれるでしょ」

伏「…あぁ、探しに行ってくる」



そう言いすぐに探しに出た伏黒。



釘「最終手段は放送で名前を言いふらしてやるわ」

虎「この歳でそれが1番恥ずかしい」



一方Aは気付いたらたどり着いていたトイレで鏡の前に立っていた。ポケットから取り出したタオルの端をソースが付いていた口の端に当てる。そしてさっきの伏黒の行動がフラッシュバックする。



『(何でこんなドキドキしてんの…)』



Aは自分でもわからないこの感覚に戸惑っていた。考えても仕方ないと外に出たはいいが…



『えっと…どっちだ?』



何も考えずたどり着いたトイレ。外を出てみればよくわからない景色に戸惑うA。取り敢えず進んでみようと足を動かす。



『はぁ、何も持ってこなかった自分を恨む…こう言う時に限ってキャストさんもいないから、マップもらえないし…』

?「あの、どうかしましたか?」

『あ、いや、友達と逸れちゃって…』



困ってるAに話しかけて来たのは、同い年くらいの男子。その男子もAから見たら困ってるように見える。何故ならペットボトルの飲み物を5.6本落ちそうになりながら抱えているから。



『あの…半分持ちますよ』

?「え…あ、いや!そう言うつもりで話しかけたわけじゃなくて、1人手ぶらで困ってる様子だったんで話しかけちゃって、でもこのままじゃなにもできないや…」

『ふふ、わかりましたから。取り敢えず持ちます』

55話→←53話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
533人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 宿儺   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かえさ | 作成日時:2021年1月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。