緑さんの恋の行方は…

たくさん癒してね《ymkt》けいとりん様リクエスト ページ27

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※『ライバルは西の天然さん！？』の続編。


ym side


仕事が終わり、圭人と2人で家に帰ってきた。

『山ちゃ〜ん！今から何するの〜？』

自分で『癒してあげる』って言ったくせに…無計画なのかよ。

「とりあえず圭人とお茶飲みたい。」

『わかった！じゃあ、お茶いれてくるから少し待っててね！』

そう言い残してキッチンに走って行っちゃったから仕方ないから先にソファーでのんびりすることにしよう。

『はい。お待たせ。ちょっと熱いかも…気をつけてね？』

そんなん考えなくても分かることなのに、いちいち声をかけてくれる圭人。
こんなに人のことを思いやれるヤツだから流星も一緒に出かけたくなるのかな。

「はぁ…」

ついさっきの出来事を思い出すと自然とため息が漏れてしまう。

『どうしたの、山ちゃん？紅茶気に入らなかった？』

圭人が顔をのぞきこんでくる。こいつ本当に気づいてないのか。

「流星にもそういう心配するの？」

『するに決まってるじゃん。だって、ほっといたら大変なんだもん。さすが天然って言われてるだけあるよ。』

いや、お前だって流星に負けてないくらいの天然だよって言い返したかったけど、その言葉は美味しい紅茶気と一緒に飲み込んだ。

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