緑さんの恋の行方は…

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大変なことになった。まさか圭人を泣かせてしまうなんて。

yb「おい。伊野尾。お前のせいだろ。」

さすが薮は勘が鋭い。ただ、そんな低いトーンで冷ややかな目で問いかけられるとめちゃめちゃ怖い。

「や、あの…俺は…」

『やぶちゃ…ちがっ…け、いとが…ひっく…わるいのぉ…』

また泣き出してしまった圭人。今度は知念以外の6人が一斉に睨みつけてくる。
あぁ！もう！！

「圭人。来い！」

視線に耐えられずに、圭人の腕を掴んで楽屋を出る。ふと知念のほうを見てみるとニッコリ微笑んでいた。今度なにか奢ってやろう。

そのまましばらく歩いて人通りが少ない廊下に来た。

「ごめんね。圭人。」

『伊野ちゃん…けいとのこと嫌いになっちゃったぁ…？』

俺のために嫉妬して泣いてくれてんのに嫌うわけない。むしろ可愛いすぎる。

「圭人のこと無視して知念の相手してたから嫌だったの？」

『うん。』

小さな声だけどはっきり返事をしてくれる圭人。

『だって…』

急に抱きついてきて何か言い始めた。

「ん？」

『だって。伊野ちゃんはけーとのだもん。』

圭人って以外に独占欲強かったんだ。嬉しいけど。

「あたりまえでしょ？圭人だって俺のなんだから。」

『たくさんぎゅーしてくれなきゃ許さないもん。』

こちらこそ泣かせちゃったお詫びさせてね？
でも、たまには君の愛を確認したいから違う方法を考えよう。

End.

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