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13話 ページ13

伊「…特急に相当する呪霊に成ると予想されます」



そう告げるのは呪術高専補助監督の伊知地潔高。特級の言葉を聞いて、皆息を呑むが虎杖は違った。



虎「なぁなぁ、俺特級とかイマイチわかってねぇんだけど」

伊「はぁ…馬鹿でもわかるように説明します」



4級→木製バットで余裕
3級→拳銃があればまぁ安心
2級(準2級)→散弾銃でギリ
1級(準1級)→戦車でも心細い
特級→クラスター弾での絨毯爆撃でトントン

※通常兵器が呪霊に有効と仮定した場合



虎「ヤッベェじゃん!」

伏「本来呪霊と同等級の術師が任務にあたるんだ。今日の場合だと五条先生とかな」



本来は高専でプラプラしていたらいけない人材の五条は、本日出張中。



伊「この業界は人手不足が常。手に余る任務を請け負うことは多々あります。ただ今回は緊急事態で異常事態です

"絶対に戦わない事"

特級と会敵した時の選択肢は「逃げる」か「死ぬ」かです
自分の恐怖には素直に従ってください。君たちの任務はあくまで生存者の確認と救出である事を忘れずに」



すると息子の面会に来ていた母親が、門の向こうから声をかけてきた。



母「あの、あの!正は…息子は大丈夫なんでしょうか?」

伊「何者かによって施設内に毒物が撒かれた可能性があります。現時点でこれ以上の事は申し上げられません」



伊知地がそう告げると、母親は涙を流してその事実を噛み締めていた。



虎「伏黒、釘崎、龍ヶ崎…助けるぞ」

釘「当然」

『うん』

伏「…」



そして伊知地によって、帳は下ろされた。


虎「夜になってく!」

『ここは住宅地が近いから、外から私達を隠す結界だよ』



そして伏黒は玉犬を出す。



伏「呪いが近づいたらコイツが教えてくれる」

虎「ヨスヨス」

『かっ!かわいい…ヨスヨス』



行くぞ!と中に踏み入ったが中の光景を見てみんなは目を疑った。中は古いマンションが何棟か聳え立つ異質な空間…



虎「どうなってんだ!?2階建ての寮の中だよな?」

釘「おおおお落ち着けメゾネットよ!!」

伏「違ぇよ…」

『生得領域の展開…』

伏「っ扉は!?」



後ろを振り向き確認した時には既に遅く、扉は無くなっていた。その事実に虎杖と釘崎はパニック状態。



伏「大丈夫だ。コイツ(玉犬)が出入り口の匂いを覚えている」

『賢い!』

虎「わしゃしゃしゃしゃ」

釘「ジャーキーよ!ありったけのジャーキーを持ってきて!」

伏「緊張感!」



こうして4人は奥に進んで行った。

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 宿儺   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:かえさ | 作成日時:2020年12月14日 11時

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