7話 ページ8
影山side
鳥「休憩!7分!!」
「「「うっす!」」」
鳥養監督の掛け声とともに皆ドリンクを飲みにベンチへ向かう。すると清水先輩とアイツがこっちへ来た。
『み、皆さん。休憩中すみません。今日は私のせいで練習開始するの遅れてしまいすみませんでした。』
鳥「ほんの数分だ!気にすんな。」
田「君だったのか!びしょ濡れ女子って!」
西「おぉ!なんかいいな!その響き!!」
東「お前ら、、変な方向に持ってくのはやめろ。(笑)」
翔「明日は体育ないからいくらでも着ていていいからな!」
月「ふっ。なんか変態っぽい….」
翔「いや、やめろ!!月島がそう言うとほんとっぽくなるから!!」
『ぷっふふ。はははっははははっ!!』
影月山「「「(わ、笑った!!)」」」
大東管「「「(可愛い…)」」」
田西「「(天使だ。)」」
『皆仲良いんだね!羨ましいなっ!』
翔「そりゃ皆チームだからなっ!皆が皆仲良いわけじゃねーけど(ジロッ)」
「んだよ。俺はお前と仲良しするつもりはねぇ!!」
翔「なっ!」
『本当だね(笑)
…私皆がそれぞれの世界に入ってバレーやってる姿見て見入っちゃった。私1人だけ取り残された様な空間がとても居心地が良いって感じちゃった。』
翔「それって、どういう…」
俺にはアイツが言ってる事がなんとなく理解できた。イジメの標的にされ何かと目をつけられる。嫌いならほっとけばいいのに、1人にしてくれればいいのにってきっと何度もアイツは思っただろう。そんな中誰もアイツを気にする事なくバレーに打ち込む空間が良かったのかもしれない。
『あ、深い意味はないの!ただ単に本当に居心地が良かっただけ…それに、アタック決めたりサーブ入れたり落ちる寸前でボール取ったりするとこ見てほんと凄いと思っちゃった!皆がバレーに打ち込んでる姿がかっこよかった!』
田「ところで、、君名前は?」
『し、下崎Aです。』
田「Aちゃん!君すみませんばっかだから、それを"ありがとう"に変えた方がこっちも気分がいい!「わざわざ練習遅らせてくれてありがとうございました!」の方がお互い良い気持ちになるだろ!」
そういって田中さんはアイツの肩にポンっと手を置いた。
3年.西「「「「(さりげなくボディータッチしやがって)」」」」
『…っ!!気をつけます!!ありがとうございます!』
返事をしたアイツは出会ったばかりの時とは打って変わってキラキラした表情だった。
17人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルチャ(プロフ) - かえささんの小説が大好きで、影山夢と伏黒夢両方拝読させていただいております!2人とも自分の推しでもあるので、読んでいて本当に楽しいです!!有難うございます!! (2021年3月22日 23時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かえさ | 作成日時:2020年7月29日 12時