本当の笑顔俺だけに見せろよ。【ハイキュー】【影山飛雄】 (ページ50)

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49話ページ50

下崎side

？「じゃぁ、次の質問は…最近ハマってるものはある？」

『ハマってるもの…』

私は来月発売される雑誌の質問コーナーの質問をされている。質問してくれているのは雑誌の編集部の木村香さん。なんと見開きで私の特集をしてくれるらしい。が、、、開始早々質問の答えが見つからない始末…

木「んー…趣味とか？？」

『趣味…』

ピロンッ

『あ、、すみません！！マナーモードし忘れちゃってました。』

木「全然見ちゃって！今日はラフな感じだから、携帯とか気にせずいじっていいから！急用だったら大変だしさ。」

『え、、良いんですか！？』

木「うん。だからカフェでやってるんだし。後、案外ゆるーくやる方がいろんな発見あったりするんだよね！」

木村さんは笑顔でそう言ってくれて、私は『じゃあ、遠慮なく…』とスマホの画面のロックを解いた。

『・・・・・・

えっ！！』

木「え"！な、なに！？」

『す、すみません！驚かしてしまい…

実は私が幽霊部員として所属してるバレー部が、今日インターハイ予選で、1試合目勝ったって連絡が来てつい声出ちゃいました。』

実は昨日、いつもの様に影山君に送ってもらった時、試合の勝敗を知りたいから影山君に連絡して欲しいと、連絡先を聞いていたのだ。
そして約束通り連絡が来て「勝った。」と一言。嬉しさの余り思わず声が出てしまった。

木「何それ！詳しく聞きたい！！」

バンッ！と机を叩き、いきなり身を乗り出して言ってきた木村さんに、私は大まかに正式な幽霊部員になった経緯を話した。
バレーの迫力に飲み込まれた事、バレーに関して無知なのに私を迎え入れてくれた事、仕事上平日くらいしか顔を出せないのに、部員になる事を勧めてくれた事。とても完結に話した。

木「素敵なバレー部だね。

てゆうか、あるじゃん。ハマってる事。」

『…？まさか、バレーですか？』

木「そう！こんな良い話、雑誌に載せなきゃ勿体ない！いや～青春してるねぇ～。」

『い、いや、、、これをハマってる事にして良いんですか？バレーど素人なのに、本気で好きな人に怒られますよ…』

木「じゃあ"烏野のバレー部"にハマってるって書いておくよ！それならいいでしょ？」

『まぁ…間違ってはないのでそれならいいですけど…。』

木「よしっ！じゃあ次の質問どんどん行くよぉ～！」

『お願いします。(木村さん、何故テンション上がってるんだ…)』