39話 ページ40
下崎side
さっきの出来事から周りの環境が大きく2つは変わってきた。
1つは、、、
モブ女「あの、、月島君とはどう言う関係なの?付き合ってるの?」
『月島君!?付き合ってるわけないじゃん!!…ただの友達だと思うけど?(あっちは友達とすら思ってないな(笑))』
モブ女「そうなんだ。仲良いんだね!
…あの月島君と仲良いなら、下崎さんにお願いしたいことがあって…この手紙月島君に渡して貰ってもいい?」
『あ、うん。わかった。』
そう、月島君は女子に大人気。でもあの雰囲気から話しかける人は誰もいなくて、いつも山口君が月島君の質問攻めに追われていた。
だが、今回の一件から女子の私と普通に話していたのを見た月島ファンが、動き出したのだ。
大体の人がまず私と月島君が付き合っているかを聞いてきて、違うと言えば私と月島君がただの仲良しと思い込み、ここぞと言わんばかりに私にお願い事をしてくる。
『ねぇ、ツッキー。手紙も「いらない。」』
『ねぇ、ツッキー。連絡さ「教えない。」』
しかも厄介なのが、全ての事にNOなこと!しかも食い気味で!!
任務を託された私が1番気まずいと言うのに…
月「ねぇ。」
『なに!受け取る気に「その呼び方やめてくれる?」………あ、はい。』
仕方ないので手紙は月島君の下駄箱に、連絡先の事は携帯が壊れてるらしいと言う嘘を伝え終わらした。
そして2つ目の変わった事は、、、
?「し、下崎さん…私達今まで見て見ぬ振りしてて、、その、ごめんなさい。」
『へ??』
突然同じ掃除の班の子達が謝ってきたのだ。
彼女達の言い分によると、私と関われば自分達にも被害が来ると釘を刺されていたらしくて、今まで話しかけることすらできなかったと言われた。
が、そんな事はどうでも良く、ちゃんと謝って来てくれた事に私は"かわいい"という感情が生まれキュンキュンしてしまっていた。
『あ、、う、ううん!別に佐々木さん達に何かされた訳じゃないし謝る事じゃないよ!』
凛「名前覚えててくれたんだ…!良かったら"凛"って下の名前で呼んで?」
『勿論同じ班だし覚えてるよ?あと貴方が下田さんで、貴方が小林さん!
…じゃあ遠慮なく凛って呼ばせてもらうね。』
こうして侑子(下田さん)とありさ(小林さん)も下の名前でいいと言われ、ならば私もと、下の名前で呼んでもらう事とになった。同じ班の私達はようやく友達になることができた。
これが1番の嬉しい変化だ。
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ハルチャ(プロフ) - かえささんの小説が大好きで、影山夢と伏黒夢両方拝読させていただいております!2人とも自分の推しでもあるので、読んでいて本当に楽しいです!!有難うございます!! (2021年3月22日 23時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえさ | 作成日時:2020年7月29日 12時