本当の笑顔俺だけに見せろよ。【ハイキュー】【影山飛雄】 (ページ21)

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20話ページ21

下崎side

『ただいまー。』

シーン・・・

『ま、誰もいないけどね。』

私は一人暮らしだから返事が返ってこないのも当たり前。頑なに家まで送ってもらわなかったのも、一人暮らしがバレるのがなんな嫌だったから。
内緒にしてるわけでは無いが、彼のことだから事情を話せば絶対に気を使わせてしまう気がした。

暫くしてお風呂に入った私は上機嫌だった。

『明日は午後の新幹線だから朝一でバレー部のところ行って、差し入れしよーっと♪』

何故上機嫌かと言うと、今まで居なかった話し相手が今では居るからだ。学校でも、家でも自分1人で本当に話し相手がいなかった私は腐りかけていた。だから少しの時間さえあればバレー部に顔を出したいのだ。

私はキャリーバックに明日の東京へ行く支度をして、準備万端の状態で布団に入った。

『そーえば、差し入れって何がいいんだろ……』

寝ながらスマホで調べていたら気づいたら寝ていて、ハッと目覚めた時には6時半だった。

『やば！！7時には学校に着くように行こうと思ってたのに！』

昨日の話し合いでは今日の集合は8時。どーせ朝練に来る人達もいるだろうと思い、1時間早い7時には着くように行こうと思っていた。

撮影がある日はいつも軽く化粧をする。日焼け止めが入ってる下地を塗ってほんのり色がつくオレンジベージュのリップを塗るだけだが、化粧をする日はただでさえ少し早めに起きるのにやらかしてしまった…

急いで顔洗って、歯磨きして、化粧して、髪の毛整えて、着替え…それらを30分で終わらせて家を出た。

『よしっ！このまま差し入れを買いに行って向かえば7時30には学校着ける！』

朝早くからやってるスーパーへ行き昨夜調べた、差し入れ喜ばれるランキング1位と2位のスポーツドリンクとゼリーを購入。そして学校へ向かった。

『つ、着いた…ハァハァ。』

翔「おっA！随分と来るの早いな！」

『朝練、、やってると思ってね……ハァハァ』

翔「すんげー疲れてるけど何持って来たんだ？」

『私今日の午後の新幹線で東京行っちゃうから、、、さ、差し入れを持って来た。』

翔「と、取り敢えず息を整えよう！！吸ってー吐いてー」

『う、うん。スゥーーーーハァーーー』

何故こんな疲れているかと言うと、スポーツドリンクは2リットルのを1ケース、ゼリーは小分けになっているのをレジ袋2袋分買って来たからだ。(笑)