本当の笑顔俺だけに見せろよ。【ハイキュー】【影山飛雄】 (ページ18)

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17話ページ18

影山side

「あぁ。知ってる。」

『…っ。やっぱり知ってるんだ…。』

「知ってた所で、あいつの態度とか変わったか？」

『ううん。何も変わってない…』

「今のAの現状が昔と違えど、AはAだろ。それは日向が1番わかってる。だからあいつは今でも昔と変わらずAに絡んで来るんだろ。要は頼ってるって事だと俺は思うが。」

『………そっ…か。私の方が翔ちゃんを信用できたなかったのかもね。ちょっと自信ついたかも…』

「ならさっさと部活行くぞ。」

『ありがとっ。影山君。』(ﾎﾞｿｯ)

「あ？なんか言ったか？」

『なにもっ』と言って笑うAを連れ俺らは体育館に向かった。途中窓から外を見下ろしてた女子とすれ違った。そして「チッ。」っと舌打ちをされた。

「(まさか…さっきはAを見てたのか…？)
なぁ、あいつお前の知り合いか？」

そう言い振り返った時にはもう女子の姿は無かった。

『ん？どの人？』

「いや、、、なんでもねぇ。」

あの女子の事は一旦忘れて俺らは体育館へ向かった。

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下崎side

『潔子さん。タオルありがとうございました！』

潔子さんはニコッと微笑んで「早かったね。」と言って受け取った。
みんな早いって言うけどそんな早いかな…

潔「あ！明日から合宿だからAちゃんも来れる時おいでよ。朝から17時まで練習するつもりだから。」

『は、はいっ！でも…休み期間は東京へ何日か行かなくちゃいけなくて、そんなに練習見に行かれないと思うのですが…』

潔「と、東京！？」

私は一応モデルをやっている。最初はスカウトされお小遣い稼ぎにと始めたが、撮影場所は東京が多く、東京に引っ越す事を勧められた。高校を編入してまでわざわざ引っ越すのも気が引けて断るのと同時にモデルの仕事も辞めようと思ったら、新幹線代や宿泊代は出すから週末だけでも東京に来て撮影してくれと懇願されたので、まだ続けている。その事を簡潔に潔子さんに話した。

「そっか！私は応援してるよ。頑張ってね！」

と満面の笑みで答えてくれた。そういう風に面と向かって応援されたのは初めてで、私ももう少しモデルの仕事を頑張ってみようかなっと思った。