本当の笑顔俺だけに見せろよ。【ハイキュー】【影山飛雄】 (ページ14)

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13話ページ14

下崎side

さっきから影山君が呼んでくるが、どっちを呼んでるかさっぱりわからない。翔ちゃんは私に重なってるから影山君を見ても目線はこっち。そして、痺れを切らした影山君は…

「…………Aだ！！ボケ！！」

なんと、ボケ付きで名前を呼ばれた…

『怒るなら最初から名前呼んでよ！』

「……ッチ。」

少し顔が赤い影山君を見て、ちょっと可愛いかもと思いながら、もしかしてと思って影山君に少しの悪戯心で揶揄いながら問いかけた。

『もしかして～下の名前で呼ぶの恥ずかしかった？？あの時私は名前聞いたけど影山は聞かなかったもんね～翔ちゃんも私の事名前でしか呼ばないし、やっぱ名字覚えてなかった？？』

翔「ぷっ」

「日向……てめぇ……」

翔「ななな、なんで俺？？」

『ごめんごめん！！揶揄いすぎた！！私の名字は下崎だから覚えてね！』

「知ってる。」

翔「『ん！？』」

「知ってるけど名前を呼んだ。悪ぃか？」

そう言う影山君の目は瞳孔が開き切って今にも目で人を殺しそうな勢い…と言うか、殺されかけています！！！

『わわわわ悪くないです！！もはや光栄であります！！』

翔「ややややっぱり覚えてたんだなっ！！」

焦っている私と翔ちゃんはお互い肩を掴み合い、お互い相手を盾にしようと必死だった。

『あ！！それで影山君は私に何を言おうとしたんですか！？』

翔「あ！！そうそう！Aに何か言おうとしてたんだろ！？」

少し揶揄うつもりだったが、100倍返しを食らった私。もう覚えてた事にしておこう。うん。

「あぁ。Aは練習試合来れるのか？」

『(相当な負けず嫌いなんだな笑)う、うん。その日は空いてるから行ける！』

翔「おっ！よっしゃー！なんか試合の話してたらバレーしたくてウズウズする…」

『私も早く見たいな…掃除終わったらバレー部に直ちに向かうから！』

おう！と言う2人の返事を最後に、お昼がまだな私達は解散した。