鈍痛 ページ9
ーー
「いった……」
ただ幸いだったのが、本格的に痛み始めたのがマンションに帰ってきた後だったって事。
「シルクさんに変に心配かけずに済んだ…」
私は部屋の隅に座り込んだ。
横モレとか怖いし……。
人様の布団だし……。
もうできる事ならこのまま寝てしまおう。
……そう思って目を瞑ってから一体何分経っただろう。
痛みのせいで眠れないままでいると、
シ「おーい……って、寝てる？」
ゆっくりと部屋のドアが開いて、真っ暗な部屋をシルクさんが覗き込んでいた。
シ「あれ。 Aいない？！」
「あ。ここです」
シ「おわっ！ なんでそんなとこ居んの(笑)」
部屋の隅にいた私に笑いながら、シルクさんは部屋の電気をつけた。
シ「体調悪そうだったから心配で来たんだけど……。ごめん、起こした？」
「いえ。眠れなかったので」
シ「熱でもあんの？」
「ないです ないです！」
おデコに近づいてくる手を制して、「お腹痛いだけです」と手を振った。
「あ……いたた」
タイミング悪く襲って来た鈍痛に眉をひそめると、シルクさんは心配そうにしゃがみ込んで私と目線を合わせる。
シ「大丈夫か？ 病院行く？」
「いえ、へーきです」
シ「でも、お前の『平気』は信用できねーからなー」
な、なんですと……？！
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ウオタミ - とっても良かったです！めっちゃシルクの行動にドキドキしちゃいました🥰 (2023年2月9日 22時) (
レス) @page50 id: 5663f2165a (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - すみません！他の方に既に答えている質問でしたね！すみません！お話しとても面白かったです！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: b0ccbe4b85 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - とても面白かったです！私も気になっていたんですが、主ちゃんをストーカーしてた本当の犯人はいったいどうなったのでしょうか？ (2019年8月2日 22時) (レス) id: b0ccbe4b85 (このIDを非表示/違反報告)
荻。(プロフ) - 初めまして！とても面白くて一気に読んじゃいました(*´ω`*)1つ気になってるのですが、ストーカーはどうなったのでしょうか？ (2019年6月23日 21時) (レス) id: 9ad3f1c49e (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - はじめまして！すごくキュンキュンさせていただきありがとうございました！とても読みやすくて良かったです！ (2018年12月13日 23時) (レス) id: 53814835e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美都
| 作成日時：2017年11月14日 12時
