検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:737,074 hit

ハードル高い ページ24

Aside







シ「もう平気か?」


「はい……お手数おかけしました」


シ「や。いいけど(笑) んじゃ帰るか」




あ、まただ。

ふっと 抱きしめられていた腕が離れた途端に、なんだか急に寂しくなる。




「……やだ。待ってください」


シ「へ?!」


「なんか離れがたい、です」




キュッとシルクさんシャツを掴むと、シルクさんははぁーっと盛大にため息をついた。




シ「なんでこっちが抑えてんのに煽るかな〜」


「ご、ごめんなさい」




慌てて謝ると、「言ってる意味分かってる?」と苦笑されてしまった。




シ「A」


「はいっ」


シ「息いっぱい吸っとけよ。当分止まんねーから」


「え? ー…んん……っ」




頭で理解するより先に唇を塞がれる。

何度か食むようにキスされると、突然深くなった。




「ふっ……ぅ…んっ」


シ「A、すき」




こっちはまともに息をする余裕もないのに、なんで喋れるの。もうこの人怖い。




「ん……ぁっ」




気持ちいい……。

なのに、ぞわっと背筋から首筋へと登ってくる変な感覚に、身体が勝手に逃げてしまう。




シ「まだダメ。 逃げないで」




その声はなぜかすごく優しくて、私は涙目のままコクンと頷く。

すると、シルクさんは ふっと目元を緩めてもう一度私の唇を捕らえた。


食べつくされそう……。




「……んんっ」




角度を変えて何度も口づけらて、突然 私の身体の力が抜けてガクンっと膝から崩れ落ちそうになった。




シ「あぶねっ。ごめん、夢中になり過ぎた」


「……っ」




シルクさんは、そんな私をしっかり抱きとめてくれる。




シ「……まだ物足りない?」


「へ?!」


シ「続きは部屋帰ってからな」




そう言ってシルクさんがニヤリと笑うから、私の顔は一気に熱くなる。




「た、足りてます! 十分です!」


シ「んー? 聞こえない」


「も、バカ〜っ」


シ「(笑)」

お幸せに→←やっぱ素直じゃないと



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (796 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1439人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ウオタミ - とっても良かったです!めっちゃシルクの行動にドキドキしちゃいました🥰 (2023年2月9日 22時) (レス) @page50 id: 5663f2165a (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - すみません!他の方に既に答えている質問でしたね!すみません!お話しとても面白かったです! (2019年8月2日 22時) (レス) id: b0ccbe4b85 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - とても面白かったです!私も気になっていたんですが、主ちゃんをストーカーしてた本当の犯人はいったいどうなったのでしょうか? (2019年8月2日 22時) (レス) id: b0ccbe4b85 (このIDを非表示/違反報告)
荻。(プロフ) - 初めまして!とても面白くて一気に読んじゃいました(*´ω`*)1つ気になってるのですが、ストーカーはどうなったのでしょうか? (2019年6月23日 21時) (レス) id: 9ad3f1c49e (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - はじめまして!すごくキュンキュンさせていただきありがとうございました!とても読みやすくて良かったです! (2018年12月13日 23時) (レス) id: 53814835e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美都 | 作成日時:2017年11月14日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。