アバれるヤツらに〇〇してみた (ページ19)

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※ツリメVer. ページ19

｢｢かんぱーい｣｣

その声と共に乾いた喉にビールが流れ込んでくる

｢あぁ…うま、あれ、みっくんもう顔真っ赤じゃん｣

｢嘘！確かにちょっと熱い…｣

早すぎる。まだ1口目なのに
可愛い

｢今日はどうだった？｣

そう聞くと彼は

｢んー普通だった｣

と顔を顰めて言ったがはっ、と何かを思い出して
可愛い笑顔を見せる

｢なにー？どうしたの？｣

｢今日ね、みんなにAとの写真を見せた時にね｣

｢えー！恥ずかし！まぁいいや、で？｣

｢満場一致でお似合いって言ってくれたんだよ

凄くない？｣

私達はどっちもボケーッとしてるから
お似合いじゃなくて似てるねとしか言われなかったので
ついその言葉を聞いて顔が熱くなった

｢えぇ！嬉しい！えいちゃんも？そらも？りっくんも？｣

｢うん！ほぼ全員！｣

目を細めてへにゃーっとした顔になっているみっくん
社畜生活の中で私を唯一癒してくれる存在だ

｢きゃーやばいね、みっくん、いつか結婚して子供産もう｣

｢じゃあベッド行こ｣

コイツは今おめでたい脳になっていんだろう。
確かに男の子だしね

｢今日はダメ｣

そう言って掴まれた手首を優しく振り解くと眉を下げ
しゃがみ込んで机に顎を乗せた。

やっぱツリメ The 天使

｢お願い！一生のお願い！｣

残念ながらその言葉は今朝聞いたばっかりなのだ
その内容も歯磨き粉を買ってきて欲しい。ただそれだけだった

｢おめぇの一生は何個あるんだよ｣

とこつんとデコピンをかましてやると

｢いで｣
そう言ってデコをさすっている

｢キスだけ！ね？じゃあ

1時間のお願い！｣

コイツはお願いの神に謝った方がいいのではないか

でもちょっとうるうるした目で言われたらもう断れないわけで

｢…はぁ、いいよ、はい｣

目をつぶって待っていると｢やった！｣と聞こえたけど恥ずかしいから早くしろと思ったのは言うまでもない

｢ん…｣

優しく唇が重なって自然と手が絡み合い、
みっくんは私の太ももの間に足を置いたので
あまり自由が利かない状態になってしまった

｢んん、長いよ、終わり｣

｢あともうちょっとだけ、｣

そう言って再び唇が重なった

それも段々激しくなってみっくんの手は自然と首から胸、胸から下へと動いていった

｢めっちゃ濡れてる、可愛い｣

｢うるさい…ちょ、動かさないで｣

｢危ないから向こう行こ？｣

そう言って指を指したのが寝室

この人は何回断れないお願いをするのだろうか