ツリメVer. ページ15
｢みっくんおはよ｣
｢おはよー｣
ボケーッとした顔でリビングに入ってきたツリメ
｢もう起きてたの？｣
大きい欠伸をしながら支度を始めている
｢そーだよ、楽しみだったから｣
｢俺もー｣
｢早く準備して下さーい｣
｢はーい今からします｣
準備が終わり車に乗り込む
｢みっくんが運転してるとこ萌えるわ｣
｢え？なんで？｣
ニヤつきながら答えるツリメ。可愛い。
｢あれ、ギャップみたいな｣
｢ギャップ？｣
｢みっくん普段さ、ボケーッとしてたりすぐなんか舐めたり、ムダ毛濃いけどさ｣
｢ん？？、まぁ、うん｣
｢稀に見せるかっこいいとこにリスナーさんもキュンとくるよ｣
｢まじか｣
車内でみっくんへの愛が爆発してディズニーに着いた
早速乗るのはビックサンダーマウンテン
｢これあれ？なんたらマウンテン？｣
｢ビックサンダーマウンテンだね｣
｢えやば｣
｢アトラクション苦手？｣
｢いや、別に？｣
おどおどして先を急ぐツリメ
成人男性はこんな可愛くていいのか、神様
｢やばかったね！｣
｢途中落ちたかと思った｣
｢言っとくけどみっくんダントツに叫び声うるさいんだけど｣
そう言うと
｢いやそんなことないよー｣
って口角を上げて笑った
ううん、うるさかったよ
｢トイ・ストーリーのやつ乗ろ｣
｢俺トイ・ストーリー大好きなんだよね｣
｢私2が好き、あの直すとこ｣
｢俺も好き！｣
意外な2人の共通点を見つけて
約2時間並んだトイストーリーマニアに乗った
｢みっくん下手くそー｣
｢いや俺がほぼ9割当てたって言っても過言じゃないよ｣
ドヤ顔で言うけど当たってたの2発だけだったよ可愛い。
｢えぇー？｣
｢ショーじゃん見よ！｣
｢人多っ！なんも見えなくない？｣
みっくんは身長が高くていいな
｢向こう行こー｣
人混みから見えた比較的空いている所に進もうとしたら
｢よいしょっ…と、どう？見える？｣
約50キロある私を子供を持ち上げるように抱き抱えた
なんて言うんだろう、脇のとこぐらいを持って上に持ち上げられてる。うん絶景
｢ちょ！みっくん！？すんごい見えてる見えてるけど恥ずかしいよ！｣
そりゃ何百人といる中で1人飛び出ているので
周りの人はショーの1部だと勘違いしているかもしれない
｢あははっ、ごめんごめん｣
またくいっと口角を上げて笑う
自分もつられて笑って
2人で笑いあった
また行きたいと心底思った
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作者名：しらごり | 作成日時：2019年1月30日 19時
