５ 《臣side》 ページ5
『 …おはよ 』
眠そうな目をこすって
俺に軽くキスをする。
「 かわいい 」
『 ん〜…寒い 』
だって裸だし。布団しかかぶってないし。
『 寒い〜… 』
「 ん？ 」
『 …寒い 』
「 ん 」
俺から擦り寄って、
ぎゅっと抱きしめると
幸せそうに笑ってる。
…気づかないな。
『 何時？いま 』
「 8時 」
『 チェックアウト何時までだっけ？ 』
「 えっとな…12時 」
『 歯磨きしにいこ？ 』
「 そうだな 」
布団をまくって服を着ようとすると、
『 …こっち見ないでね 』
って恥ずかしそうに言う。
「 今更？ (笑) 」
��だって明るいし恥ずかしい��
そう言う。あんまよくわかんない (笑)
服を着て、洗面台に並ぶ。
うがいをしようとコップをとった
自分の右手を見て、目を見開いてるA。
『 へっ？！ 』
「 へへへ (笑) 」
『 わたしが欲しいって言ってたの！ 』
「 そ、だから買った、プレゼント 」
『 ほんと？！ 』
嬉しそうに目を細めて笑う。
前に一緒に出かけたときに欲しがってたリング。
Barで働いてるだけの俺にとっては
少し高価なプレゼントになったけど、
彼女のためなら、って頑張れた。
…この顔が見たかったんだよなぁ…
『 もー… 』
泣きながら俺に抱きつくAが
可愛くて愛しくて。
『 大切にするっ… 』
嬉しそうに自分の右手の薬指を撫でて、
俺の顔を見て、ふわっと笑う。
天使のような笑顔。
この先も俺がずっとこの笑顔を守る。
強く心に誓った。
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ra(プロフ) - こんばんは。いつも作品を拝見させて頂いているものです。いつ も読む度に切なくなります。今まで読んだ作品の中でこの作品はとても素敵な作品だなと思い毎日更新が楽しみです。こちらの作品はハッピーエンドになる予定なのですか？これからも更新楽しみにしています。 (2017年10月25日 17時) (
レス) id: 0628051535 (このIDを非表示/違反報告)
穂香(プロフ) - つづき楽しみにしまくってます (2017年10月25日 15時) (レス) id: 5b2b0affa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O312_nx | 作成日時：2017年10月6日 0時
