３８ 《臣side》 ページ38
和「 おつかれ、臣 」
「 おう、おつかれ 」
今日も営業が終わった。
土曜日だったから、忙しかった。
和「 ちょっと飲んでかない？ 」
「 …や、今日は帰るわ 」
和「 なに、Aちゃんに早く会いたいって？ 」
��4年付き合っても変わんねえのな��
なんて感心される。
「 相手がAじゃなかったらまた違ってたかも 」
和「 もう惚気ばっかうるせーよ (笑) 」
「 わりぃかよ (笑) 」
和「 や、お前らしいよ (笑) 」
��じゃあ��と和樹と別れ、家に向かう。
あー今日も疲れたわ。
帰ったらAの寝顔。一番癒される。
自然とほほが緩み、家の鍵を開けると、
玄関にAの靴がない。
下駄箱を見ても、一足もない。
「 …は？ 」
慌てて家の中に入って、寝室を除くと
綺麗になったままのベッド。Aがいない。
家中どこを探しても、Aのものがない。
「 …待てよ、どういうこと… 」
テーブルに目をやると、手紙と鍵。
手紙を読む前に、すぐにAに電話をかける。
…出るわけない。
動悸がして、冷や汗がでる。
「 落ち着け…俺… 」
そう自分に言い聞かせ、封筒を開く。
そこには、2枚の手紙。
Aの綺麗な字で書かれていた。
手紙を読み終わると同時に、
俺は家を飛び出した。
当ても無く、ただAを探した。
突然のことすぎて、涙を流す余裕もなかった。
「 A！っはぁ…A！！…どこっ… 」
繋がらない携帯。
走り続けて、しゃがんだときに
やっと出た涙。
「 どこ…行ったんだよ…っ 」
情けないことに、俺の涙が止まることはなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 524人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「LDH」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ra(プロフ) - こんばんは。いつも作品を拝見させて頂いているものです。いつ も読む度に切なくなります。今まで読んだ作品の中でこの作品はとても素敵な作品だなと思い毎日更新が楽しみです。こちらの作品はハッピーエンドになる予定なのですか？これからも更新楽しみにしています。 (2017年10月25日 17時) (
レス) id: 0628051535 (このIDを非表示/違反報告)
穂香(プロフ) - つづき楽しみにしまくってます (2017年10月25日 15時) (レス) id: 5b2b0affa6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：O312_nx | 作成日時：2017年10月6日 0時
