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ふと考えるのは…、 ページ36
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名前 side
思わずふと考えるのは、昨日のこと。
細い路地裏に現れた、スーパーヒーロー。
目黒「苗字さん、昨日大丈夫でしたか…？」
向かいの席から小さな声で話し掛けてきた目黒くん。
目黒くん、格好良かったな…と思っていたときに目の前に顔があったから。
名前『……ん？あ、うん。大丈夫だった。』
目黒「本当ですか？まだ痛むんじゃ…？」
私の返答に、心配そうに眉を下げながら上目遣いで再び聞いてくる。
私より、目黒くんのほうが心配なんだけど。
名前『私なんかより、目黒くんのほうが。傷開いたりしてない？』
目黒「全然大丈夫ですよ。もうあのときの傷はすっかり治ってます。」
目黒くんの言葉に安堵の溜め息が零れた。
……なんかおかしい。
目黒くんの言葉の一つ一つ、私を見る瞳。
そのすべてが気になる。
駄目だ、今は仕事中なんだから。
集中しないと。
私は目の前にあるパソコンの画面に視線を戻した。
斜め向かいの中井戸さんが、こちらを見て微笑んでいることも知らずに。
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咲笑(プロフ) - 結と名乗る者（id: 361e8a8309）のコメントは、すべて削除致しました。感想と呼べるものではないコメントをいくつも一方的に残す行為は、悪質であり、異常としか言いようがありません。今後は私の作品の閲覧及びコメントを残す行為はおやめください。 (2023年4月22日 7時) (
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作者名：咲笑 | 作成日時：2020年3月27日 20時
