全て解決。3 ページ32
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目黒 side
金城「……再度検討する。」
悔しそうに唇を噛み締めて、一言呟くと、足早に部屋を去る金城検事。
あれから懲戒請求の書類も届かなかったし、金城さんが来ることもなかった。
なんだ。検討するって、何も言ってこないじゃないか。と安心したのは、少しあとのこと。
金城検事が去ったあと、皆さん、苗字さんの昇任に喜びの声を上げた。
中井戸「名前ちゃん、すごいじゃない！よっ、苗字警部！」
名前「やめてくださいよ、中井戸さん。」
毛利「本当に格好良いです！」
桂「なんとも良いタイミングで告示だもんなあ。」
署長「ふっふっふ。みんな待っていたでしょう？」
係長「せめて私には先に知らせてくださいよ。心臓がもう…。」
警部に昇任した苗字さんに、「おめでとうございます」という気持ちと、
これで本当に全て解決したんだってことに気持ちが緩んで、
格好悪いことに、へなへなと床に座り込んでしまった。
名前「目黒くん！大丈夫！？」
慌てて駆け寄る苗字さんに腕を引っ張ってもらいながら席に座る。
もう、とことん格好悪い、僕…。
名前「傷が痛むの？」
床に膝を付いて、心配そうに僕を見つめる苗字さん。
ああ、上目遣いで見つめられると…。
中井戸「めぐちゃん、しっかりせえ。」
隣の中井戸さんから、ぱしーん！と肩を叩かれた。
「中井戸！」と桂さんに叱られているけれど、全然気にしていない。
でも、本当に良かった。
これで何も心配いらないんですよね。
あ、皆さん。
改めてお伝えしておきますね。
僕の好きな人が、警部になりました。
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咲笑(プロフ) - 結と名乗る者（id: 361e8a8309）のコメントは、すべて削除致しました。感想と呼べるものではないコメントをいくつも一方的に残す行為は、悪質であり、異常としか言いようがありません。今後は私の作品の閲覧及びコメントを残す行為はおやめください。 (2023年4月22日 7時) (
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作者名：咲笑 | 作成日時：2020年3月27日 20時
