お祝いしよう。 ページ17
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名前 side
『……ここで良かったの？』
私と目黒くんがやって来たのは、いつもの居酒屋。
前に来たときのように隣に座ってビールを待つ目黒くんに話し掛けた。
『せっかくのお祝いなんだから、もっと違うところを言ってくれて良かったのに。』
目黒「いえ。僕、あんまりお店とか知らなくて。」
テーブルに置かれたビールジョッキ。
手に取りながら目黒くんを見遣ると、同じことを考えていたのか、
「今日は飲み過ぎないようにします…。」と小さく呟いた。
本当に子犬みたいだな。
『じゃあ、目黒くん。よく頑張ったね。おめでとう。』
目黒「ありがとうございます。」
ジョッキをこつんと軽く合わせて口を付ける。
強い炭酸が喉を通っていく感覚にきつく目を閉じて息を吐き出す。
今日はいつもと違う疲れもあったりして、ビールが沁みる。
目黒くんも「ぷはー。」と声を上げている。
嬉しそうに笑うも、すぐに眉を下げて上目遣いで見つめてくる。
目黒「でも今日…、良かったんですか。金城検事…。」
『ああ、良いの良いの。別に仲良いわけじゃないし。』
再びジョッキを傾けると、目黒くんもゴクゴクとビールを飲む。
……ちょっと。またピッチが速いんじゃない？
テーブルには頼んだきゅうりスティックやら、たこわさが並んだ。
きゅうりを咥えたところで目黒くんがぼそりと呟く。
目黒「金城検事って、イケメンですよね。」
その言葉に思わずきゅうりを飲み込んで、隣の目黒くんを見つめる。
『……目黒くん、金城くんがイケメンだと思う？』
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咲笑(プロフ) - 結と名乗る者（id: 361e8a8309）のコメントは、すべて削除致しました。感想と呼べるものではないコメントをいくつも一方的に残す行為は、悪質であり、異常としか言いようがありません。今後は私の作品の閲覧及びコメントを残す行為はおやめください。 (2023年4月22日 7時) (
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作者名：咲笑 | 作成日時：2020年3月27日 20時
