僕が先輩に！？ ページ12
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目黒 side
時は流れ、刑事になって、早二年が経ちました。
ここに来たばかりのころは、刑事課の皆さんには沢山ご迷惑をお掛けしました。
特に、教育係の苗字さんは、毎日頭を悩ませていたかも知れません。
辛いことも沢山あるし、毎日刺激的なことがあるわけではないけれど(事務作業も多いんです。)、
僕の刑事ライフが薔薇色なことには変わりありません。
寧ろ、何もない穏やかな毎日は、世間の平和だと気が付いた僕は、
少し大人になりましたよね！ね！
そんなこんなで、僕も一人でいろいろなことができるようになったある日、
刑事課に新しく配属される人がいるという情報をキャッチ。
遂に、僕が先輩になるときがやってきたようです！！
多胡「こちらは中井戸さん、そして毛利さんです。」
係長の席の前で紹介されるお二人。
中井戸さんは前職はなんと高校教師だったようで、見た目からして情熱家って感じ。
声も大きいし、あっという間に「めぐちゃん」とあだ名を付けられて、
背中をばしばし叩かれるという、手荒い挨拶を受けた。
……こういう人って、出世とは無縁だよね。
一方、毛利さんと呼ばれたのは、大きな目が印象的な可愛い女の子。
早速、中井戸さんは「ひかるちゃん」と呼んでいるけれど、
イマドキの子って、急に馴れ馴れしくされるの、嫌がる傾向があるよね。
だからこういう距離の詰め方はやめたほうが良……、
毛利「中井戸さん！このリバーシブルのジャケット、可愛い！」
ええええ……、
もう仲良くなっちゃってる。
苗字「目黒くんも先輩か。いろいろ教えてあげてね。」
中井戸さんと毛利……、ひかるちゃんのやり取りを眺めていたら、
向かい側の席から苗字さんに声を掛けられた。
いろいろ教えてあげてね……。
そうだ、僕は先輩だから！
分かりました！
まずは備品の場所を教えてあげます！
お二人！
コピー用紙はこの棚にありますよーーー！！！
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咲笑(プロフ) - 結と名乗る者（id: 361e8a8309）のコメントは、すべて削除致しました。感想と呼べるものではないコメントをいくつも一方的に残す行為は、悪質であり、異常としか言いようがありません。今後は私の作品の閲覧及びコメントを残す行為はおやめください。 (2023年4月22日 7時) (
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作者名：咲笑 | 作成日時：2020年3月27日 20時
