後輩のゴヌクくん (ページ8)

今日:43 hit、昨日:45 hit、合計:178,540 hit

. ページ8

ゴヌク「ここにはルールがあるんですよ」

一息ついてゴヌクくんは話し始めた

ゴヌク「ここは1人にしか教えちゃいけないんです」

なので、Aさんに教えたので僕はもう誰にもここは言っちゃいけないんですと説明してくれるんだけど…

『いやいやいやいや、その1人に私を選んでいいの？しかもまだ入学して1ヶ月なのに！』

ゴヌク「仲のいいヒョンは教えてもいいと思える人に教えたらいいと言っていて、さっき直感でAさんだ！と思ったので連れてきました！」

なんか…

すごい嬉しいんだけど！

思わず顔がニヤけてしまう

ゴヌク「ブハッ！顔に出すぎですよ笑」

ゴヌクくんにも笑われてしまった

『嬉しいんだから仕方ないじゃん。教えてくれてありがとう』

ここは素直にお礼を言っておこう

ゴヌク「どういたしまして」

携帯の時計を見ると次の授業が始まるまで20分もある

ここから次の授業の教室までがすぐそこなのは幸いだ

ゴヌク「そういえば次の授業も一緒ですよ」

『国際経済？』

ゴヌク「そうです。一緒に受けます？」

座っていてもわかる長い足に肘をつき、私の顔を覗き込んでくる

その授業はいつも通りぼっちの授業の一つだ

考えるまでもない

『それなら一緒に受けたいな』

ゴヌク「決まりです！」

いつもの笑顔にこちらも笑顔になる

ゴヌク「それとこれからはもう少し周りを見て僕を見つけてください」

『はい、すみません。以後気をつけます…』