後輩のゴヌクくん (ページ38)

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ゴヌク「…話してくれてありがとうございます。」

正直に話してくれたから俺の気持ちもきちんと伝えよう

ゴヌク「まずAさんとは遊びではないです。絶対に。好きだから触れたくて、他の男に触らせたくなくて…。彼氏になるって言ったのも本気でなりたくて。俺が好きって言えなかったせいでAさんに嫌な思いをさせて本当にすみません。悩ませてすみません。」

俺が話していくうちに俯いていた顔は上がり驚きの表情に変わっていった

『私のこと…好きなの？』

ゴヌク「はい、好きです。めちゃくちゃ好きです。」

心の中にあった気持ちをやっと吐き出す

ゴヌク「Aさんといる時はいつも心臓がドキドキするし、可愛いってずっと思うし、俺だけを見てほしいって思います」

『待って、恥ずかしい…』

ゴヌク「Aさんの俺に対する誤解が解けるならいくらでも俺の気持ち言いますよ」

他のイケメンと一緒にはしないでほしい

パクゴヌクという人間を見てほしい

『もう大丈夫！わかったから！』

手で自分の顔を仰いで顔の熱を覚まそうとする姿に、俺のこと少しは好きなんじゃないかと期待する

ゴヌク「Aさんは俺のことどう思ってますか？」

まだ火照ってる顔を覗き込み1番気になってることを聞く

少し沈黙が続く

俺の目を見たと思ったら逸らしたり…

この時間が1番緊張する…

そしてようやく口を開いてくれた

『私も…ゴヌクくんのこと好きです…』

………

嘘だろ…

え、待って

ゴヌク「本当に？嘘じゃない？」

そう聞けば大きくうなづく

頬をつねってもすごく痛いから夢じゃない

ゴヌク「じゃあ、俺の彼女になってくれるってことですか？」

「いや、それは少し考えたいと言うか…」

ゴヌク「………ん？」

？？？？

俺の聞き間違いか？

今のは完全にお付き合いを始めましょうの流れでは？

『ゴヌクくんのことは好きだけど付き合うことに不安があると言いますか…』

ゴヌク「なんで？」

『モテるからいつも周りに女の子がいて、すぐに他の子のところに行っちゃうんじゃないかとか。付き合ったら釣った魚には餌あげない状態になるんじゃないかとか…』

この人は俺がどれだけやばいくらい好きか全くわかってないな