後輩のゴヌクくん (ページ26)

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ゴヌク「いいですか？Aさんが汚いと思ってるところは全く汚くないです。むしろ綺麗です」

静かに私に言い聞かすように目を見てゆっくり言葉を伝えてくれる

『汚いよ…あんな男に触れられたところなんて全部汚い…』

真っ赤になってると言われた腕は私には汚い汚い汚れた腕にみえる

ゴヌク「誰がなんと言おうが綺麗です。ほらちゃんと見せてください」

そう言い、私の腕をとり汚いところに触れる

『ダメ！ゴヌクくんも汚れる！』

ゴヌク「俺人間清浄機なんで大丈夫です。俺が触れたとこは全部綺麗になるんです」

わけのわからないことを言い私の腕に念を入れるような顔でさする

ゴヌク「ほら！綺麗になったでしょ？」

パッと向けられた笑顔はドヤっていう表現が1番しっくりくるだろう

腕を見ると確かに綺麗になってるような……気もする…

『たぶん？綺麗になったかも？』

私がそう言えば嬉しそうに、他に触れられたところ見せてくださいと言う

なので、太ももや首、唇を指差す

失礼しますと私が履いている半ズボンをまくり太腿も優しくゆっくりとさすってくれ首も撫でてくれた

不思議と嫌な気持ちには全くならなくてむしろもっと触ってほしいとまで思ってしまった

そんな考えに自分でびっくりする

私めっちゃ変態じゃん…

ゴヌクくんは親切心でしてくれてるのに

ゴヌク「んーー、唇はどうしましょうか…」

眉毛を下げ私の顔を伺う

この日の私はおかしかったんだろう

『……ゴヌクくんで消毒してほしい』

ゴヌクくんの服の裾を掴み少し見上げながら言う

ゴヌクくんを見ると自分じゃ絶対言わないことも言葉に出てしまう

少しびっくりしている顔をしていると思った次の瞬間私たちの唇は重なった
　