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それからというもの、ひたすらにゴヌクくんを避け始めた
以前ゴヌクくんを探すクセをつけたのがここで役に立つとは思わなかった
極力誰かと行動を共にして話しかけられることがない状況にし、授業もギリギリに教室に入り、ゴヌクくんと離れた席に座るようにした
もちろん秘密基地には行っていない
ソユ「あんたまだ避けてんの?」
『シッ!バレるから!』
今はソユの後ろに隠れ、10メートル先にいるゴヌクくんに見つからないように移動中だ
ため息が聞こえるが、そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!
数年ぶりに頭の中にブリーフ姿の小島よしおが現れた
懐かしい
家に帰ったら久しぶりにネタでも見てみよ
ゴヌクくんが視界から消えたことを確認して、ソユの隣を歩く
木々の隙間から見える空は綺麗な青色なのに私の心は群青色みたいに濁っている
ソユ「早く仲直りしてテスト勉強でも一緒にやったらいいのに」
『これは仲直りとかそういう問題じゃないもん』
ソユは同じサークル内での揉め事が嫌なので、会うたび早く仲直りしろと言ってくる
ゴヌクくんと何があったか何も言えずにいるので余計にうざったいのかもしれない
授業が終わり、家に帰る
カバンを置き机にパソコンや教科書を出す
レポートも書かないといけないし、勉強もしないといけない
もうすぐ就活が始まるからと3年の前期に授業を詰め込んだツケが今まわってきている
もう少し考えて授業を組むんだった…
とりあえず椅子に座り机に向かう
レポートの書き始めを考えるのにも時間かかる
なぜならレポートのことなんか全く考える気にならない
テスト期間中はちゃんと集中したいのに考えることはいつもゴヌクくんのこと
今何してるのかな?とか今日もチョコ牛乳なのかな?とかおすすめした映画見たかな?とか私のことどう思ってるのか……とか…
まだ出会って3ヶ月しか経ってないのに気付いたら私の頭の中はゴヌクくんだらけになっていた
こんなにも私の頭の中を侵食するなんて……図々しい
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のあ - リッキーどしたw (8月15日 17時) (レス) @page29 id: 034e6a45ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花束 | 作成日時:2023年5月8日 10時