後輩のゴヌクくん (ページ15)

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気持ちを自覚してからというもの

Aさんを学校内で見つける度に思う…

ゴヌク「男友達多くね？」

ヒョンビン「ん？誰が？」

ゴヌク「あーいや、なんでもない」

仲のいいパクヒョンビンと次の授業のため移動していると男友達と楽しそうに話すAさんが視界に入る

てか、距離近くね？

え、ちょっと待て

ゴヌク「ごめん、先行ってて」

思わずAさんの元に走りだして声をかける

『あ！ゴヌクくんだ！』

あ！ゴヌクくんじゃないですよ…

嬉しそうな笑顔は可愛いけど…

隣にいる男が触ったAさんの頭に俺の顎を乗せ、いわゆるバックハグをする

『ちょっと！ゴヌクくん！』

慌ててるAさんを無視し、隣にいる男に挨拶をする

男「Aの彼氏？」

ゴヌク「まだ彼氏じゃないです」

男「…まだ？」

そう、まだ彼氏じゃないだけでなる予定ではある

俺の腕の中からなんとか抜けようとしているAさんの耳元に「今日6限終わったらいつもの場所で」とだけ言い、腕を解いてヒョンビンの元に向かった

本当にあの先輩は危機感なさすぎる

簡単に男に頭触らすなよ